ミルクジャポンブログ記事

最高の家ってどんなだろう。〜holidayさんの家〜

2013年12月1日:ミルクジャポンブログ(2012年4月〜2016年9月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

ミルクジャポンブログに約4年間の連載。テーマはお出かけ。

こんにちは!
最近「家」について、いろいろ考えております。

 

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ママほんとにちゃんと考えてる?(by七福神のセンターの人)

 

というのも、ベビーが産まれて2ヶ月。
むすこの幼稚園と仕事がメインだったわたしの生活は、再びぐるっとベビーのいる生活にシフトし、さらに来年、むすこが小学生になったらまた新たな生活がはじまります。

●むすこが「自分の部屋ほしい」とか言い出したら、部屋数ないよ…?(うちは広めのワンルーム)

●家で仕事することが増えてくるかも。生活とどう棲み分けしよう?(同上)

●むすめが小さいうちはもうちょっと静かな環境のほうがいいんじゃ…?(うちは駅徒歩0分、246と首都高が鼻先かすめる大都会)

なんて考えだすと、便利で気に入って住んでたけど、いまの家ってどーなの?と悶々する日々。。。

 

グッタイミーン!オープンハウスのお誘い

そこで家探しをしてみたり、人のお家をじろじろ見たりして(失礼)、あーでもない、こーでもない、と試行錯誤しているところに

holidayさんの葉山の家が完成したから、オープンハウスするよ!」

というお誘いを建築家の渡辺泰敏くんからいただきました。

ま・さ・に・グッタイミーン!

都内に住んでいたholidayさん一家が葉山に引っ越して3年。そして新たに作ったお家はどんなお家??
小さなお子さんが2人いながら、素敵なライフスタイル提案をされている彼らのお話をイロイロ聞いてみたくて、さっそく出かけてきました。
トトロの小径を抜けると・・・

 

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ぱんぱかぱーん!と白くて可愛いお家。

 

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人が前にいっぱいいてお家あんまり見えないけど・・・堀出ファミリーと記念写真。

もともとあったお家の骨組みだけ生かして、外装と内装をリノベーションしたそうです。

 

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ピンクの壁とグラフィカルな階段がおもしろい。これは子ども絶対のぼるでしょ!

 

自分たちの「今」にぴったり沿った家

この家のテーマは「くらす」。

「1つめは学校の『クラス』。2つめは上質の『class』。3つめは生活の『暮らす』なんです。」

と、掘出さんが教えてくれました。

ワークショップやイベントを定期的に開催しているholidayさんのクラス。

さらに、質にこだわるclass。

そして自分たちのライフスタイルにぴったりあった、暮らし。

このテーマともども、建築家・渡辺泰敏くんと話し合いながら自分たちで作りあげていったのがこのお家なんだとか。

 

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おどけた顔のむすこがところどころにいてスイマセン。

 

可愛い2人の子どもとワンちゃんが走り回る姿、

それを家の中のソファから眺めるholiday夫妻、

4口コンロや流しが3つもある広々としたキッチンに立つ奥様の姿、

階段下のお気に入りスペースで仕事のアイデア出しをする堀出さん、

奥の寝室でぎゅっと仲良くかたまって眠るファミリー、

ロフトから顔を出す元気な顔たち・・・

 

そんな微笑ましいシーンたちが、空間を見るだけでつぎつぎと浮かんでくるような、あちこちから笑い声が聴こえてきそうな、そんな楽しいお家でした。

 

このおうちには、四角く切り取られたフレーム(額縁)がたくさんある。その前で写真を撮ったらホントに額縁に入った家族の記念写真みたいになりました(ちゃっかりうちのファミリーも紛れてるけど)。やるなあ!watanabeworldくん。

 

「子どもたちが中学生ぐらいになったらこの家は貸して、また引っ越すかなあ」と堀出さん。

子どもが小さいうちの何気ない家族の風景を、額縁にいれてひとつひとつ丁寧に残していきたい。そんな堀出夫妻の想いが伝わってくる、あたたかいお家。

子どもたちの記憶の中にも、このお家は「キラキラした子ども時代の思い出がいっぱいつまったお家」として強く刻まれるのだろうなぁ。

 

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オープンハウス記念!のholidayさんお手製(for watanabe yasutoshi)ジンジャーシロップティーとクッキー。隅々にまで行き届く粋な心遣い。

 

 

結婚、出産、子どもの成長、仕事の変化などなど、人生のステージはどんどん変わっていくもの。
土地や観念に縛られずに、それにあわせて柔軟に自分たちならではの「家」を作っていくことって、最高に自由で贅沢なことなんじゃないかなぁと思いました。

もちろん、それにはお金も必要。

でもアイデアと生き方次第で、それほどたくさんのお金をかけずとも、理想の暮らしに近付くことはできるんだ!と今回いろいろ勉強になりました。

 

自分たちの「今」にぴったり沿った家。

わたしもそんなお家をいつか手に入れたいぞ!いつか・・・と葉山の海に沈む夕陽にそっと誓ったのでした。

 

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暗闇食堂へようこそ

さて、そっと誓ったところで小腹もすいたし、堀出さんオススメのタイ料理やさんLuai Luaiへ。

15時と中途半端な時間だったので、まずはあいてるかどうかの確認電話。

「今って営業されてますでしょうか」と電話口でたずねると

「ア、、、ハイ。ケイエイ、シテイマス。」

と、明らかにカタコトなお返事。

ケイエイ?経営のことか・・・うん、経営はしてるよね・・・

意外なお返事にじわじわくる笑いをかみ殺しながら、これは本格的なタイ料理に違いないと期待に胸を膨らませつつ、お店へ向かう。

 

「あれ?やっぱりしまってる?」と一瞬、戸惑うほどの暗い店内に入っていくと、タイ人のおばさんが出て来て「どうぞ」と中へ通してくれた。

この時間帯は、おばさんが1人で切り盛りしているようだ。

 

「ワタシ、ニホンゴ、アマリデキマセン」と言いつつも丁寧に応対してくれるし、1品ずつゆっくり出てくるトムヤム汁そばも、グリーンカレーも、ガパオもすごくおいしい。

ただひとつだけ気になるのは、、、

 

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店内がめっちゃ暗いこと!

料理が1品ずつ出てくるに従って、陽も落ちていくので、赤い小さなペンダントライトしかない店内はおのずとどんどん暗くなっていく。入った時は上の写真のような感じだったのですが・・・

 

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最後はこんな感じに。手前にむすこいますが、見えません(笑)暗闇食堂か!

 

暗くてお料理の写真は撮れませんでしたが、ぴりっとした辛さで本当に美味しかったです。

もうちょっと早い時間だと海側に面した窓から、きれいな景色が見えてさぞかし素敵(明るいだろうしな)なんだろうな〜。

調べてみたら、どうやらこの地域の名店みたい。

また来たいから、ずっと営業…ケイエイしててください。

 

そして、本格的に暮らしはじめたholiday邸の姿も見届けに、また訪問させていただきます★