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〈フォトレポート〉オトナにも表現する時間を! 塾生保護者限定 オトナラボ Vol.01

2023年6月30日

オトナにも表現する時間を!

初の、アートデザインラボ保護者向け勉強会&懇親会を開催しました。

以前からアンケートにあった「大人向けの講座があれば参加してみたい」という声にお応えして。

 

週末の日中〜夕方ということで、小さなお子さんがいる主婦のみなさんには少しハードル高めの時間帯…!

にもかかわらず、ファシリテーターさん(以下、ファシリ)と保護者のみなさん合わせて10名が参加してくれました。

さて、まずは各ファシリのご紹介です。

実はアートデザインラボのファシリたち、ものすごく多彩な経歴の持ち主ばかり!

幼稚園のスタッフ、TVディレクター、デザイナー、学校支援員、アートイベントや展覧会の広報、などなど。

さらには、ゲームやプログラミングが得意な現役高校生ファシリまで!
クリエイターと保育のプロ、そして若手たちががっしりと両輪をかためて、いつもお子さんの「やりたい!」をあらゆる角度から徹底的にサポートしています。

ワーク①距離がグッと縮まる、ニーズカードの魔法

続いて、アイスブレイクタイム。
3〜4人の少人数グループに分かれたら、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)の概念を元にして作られたニーズカードを使って「1人ずつ話をする時間」を持ちます。

【ニーズカードの使い方】
①「お子さんの困りごと」と、あえてちょっとネガティブなテーマを選んで一人ずつ、話をする。
②周りの参加者は、お話をじっくりと聞き終わったら、話し手の「ニーズ」に合っている。と思われるカードを1枚選んで手渡す。
③話し手はその受け取ったカードの言葉を眺めて、受け止める。

 

ざっくりそんな流れで、話し手がローテーションしていきます。

予想外の言葉をもらうことも!?

あちこちから「そうきたか・・・!」とか
「なんで、このカードを!?」とか、いろんな声が響いていました。

 

気がつけば、ほぼ初対面の保護者さん同士が、笑顔で深い話をしています。
ニーズカードすごい・・・!と底力を感じる一幕でした。

予想外に盛り上がりこのまま肩を組んで外に飲みにいきそうになったのですが、今回の目的「子どもたちが普段、体験しているカリキュラムをオトナがやってみる」という本題はこれから。
後ろ髪をひかれつつ、次のワークへ。

 

ワーク②おはなしカードで、オリジナルストーリー作り!

子どもたちが普段使っている、おはなしカード

「まずは(何も見ずに、フリーで)お話を作ってください!」

と、ファシリの石ちゃんに突然振ってみると

「え・・・!?!どどどどうすれば?」

と、アワアワ。

大抵のオトナは、みんなそうですよね?

そこで、いつも子どもたちが使っている「おはなしカード」の登場です。

モノクロの図柄だけが描かれたカード

好きなカードを2枚選び、まずはつなげて即興でお話を作ってみる。

それに慣れたら、次は4枚

自分だけのお話ができたら、次はイラスト付きで4コマのお話を描いてもらいます。

出来た人は、みんなの前で「どんなお話ができたかな?」をシェアしてもらいます。

「好きな」カードを選ぶってむずかしい。

子どもバージョンでは、ここで「はいはいはい!こんなお話できたよ!」「ボクも!」

と遊び感覚で、オリジナル話お披露目の競り合いになることが多いのですが、オトナバージョンでは、どうなるか・・・

・・・みんな、超・真剣!!

水を打ったように静かです。
先ほどのニーズカードの賑やかさはどこへやら?

こうやって、真面目に向き合おうとする姿はオトナならではかもしれません。

笑い声があちらこちらから起こる、お母さんのお話。

皆さんのお話は、それぞれキュートだったりファンタジーだったり恋愛モノだったり・・・
もれなくみんな個性があふれていて、素敵でした。
「子どもみたいに『好き』だけで純粋に選べない自分がいる笑!」

などと言いつつ、少しハニカミながらお話を披露してくれる大人のみなさんの顔が一瞬だけ、子どもに戻ったように見えたのでした。

 

ご褒美のパーティタイム&マジックアワー

ニーズカードで自分や相手を思ったり、おはなしカードでオリジナルストーリーを作ったり。
なかなか濃密な2時間になったのではないでしょうか。
さて、ワークの後は、お待ちかねの懇親会タイムです!

ビールやワインなど思い思いのグラスを片手に、屋上に上がってみたら・・・

 

マジックアワー!

オトナたちを待ち構えていたかのような、景色がそこには待っていました。
普段からガムシャラに子育てに向き合ったり、時間をやりくりして寝落ちしたり、ガッと短期集中で仕事したりしているお父さん・お母さんたちへ、ごほうびみたいな夕暮れの空の色。

 

アンケートのご感想より

  • 「さとこさん、きむにい、ファシリテーターさん、子どもをラボに通わせている方とお話したりワークすることが楽しくて子どもたちがいるのを忘れて没頭できました!またやりたいですっ!」
  • 「うわべになりがちなママトークだけど、ワークショップ形式でやることで踏み込んだコミュニケーションができた。スッキリしました!」
  • 「大人のためのワークで、皆さんから頂いたアドバイスが響きました!屋上でのパーティタイムも楽しかったです!」
  • 「とても楽しい有益な時間でした。」
  • 「サポートの先生方の人となりがよくわかって、よかったです」
  • 「お話に出た、デンマークのルイジアナ美術館訪問ツアーなど、外に飛び出して学べるツアーとかやりたいです。お母さんが楽しんでいると、子どもも笑顔になるので、大人が自発的に遊んで学べる機会を増やしたいな、と思いました!」

 

他にも、ケータリングのアイデアや、やってみたいワークショップのリクエスト(みなさん、貪欲で前向きで非常にイイ!)なども頂きました。

ありがとうございました。

 

今回は予定合わずご参加いただけなかった皆さまも、また次回お会いしましょう!

文:平野 聡子(アートデザインラボ)
撮影:キム兄

子連れでも大丈夫バブよ〜!お気軽に。