めずらしく宣伝、というかオススメのお店のお話です。
目黒の家具通りにマイスターという古い民家を改築したインテリアショップがある。あの通りにあるショップの中でも、有名なお店なんじゃないだろうか。
実はそんなにくわしくない。
でも置いてあるものはお財布が許せば全部買い占めたくなるほどステキだし店員さんの接客も慣れ慣れし過ぎず、ちょっと背筋がピンと伸びる感じだけど親しみやすいという絶妙なライン。つまり丁寧ですばらしいのだ。
先日ここでお買い物をしたついでに、何年も前にプレゼントでもらったガマ口の小銭入れがここの商品だったことを思い出して、ダメもとで「気に入って使ってたんですが、随分前にガマ口の取っ手の部分がポロッと取れちゃって・・・修理ってできますか?」と聞いてみた。
その時は感じの良い女性の店員さんが対応してくれて「メーカーに問い合わせて再度ご連絡しますね。」とのことだった。
その後、何度かあった着信に気付かず入っていた留守電を聞いてみると「大変申し訳ありませんが、もうメーカーの方でも作っていない商品なので修理ができない。でも修理までして使ってくれるそのお気持ちがとてもありがたいので、展示品で1点だけ残っている同じ商品を是非プレゼントさせてもらいたい」という内容の伝言がはいっていた。
その後、何度かあった着信に気付かず入っていた留守電を聞いてみると「大変申し訳ありませんが、もうメーカーの方でも作っていない商品なので修理ができない。でも修理までして使ってくれるそのお気持ちがとてもありがたいので、展示品で1点だけ残っている同じ商品を是非プレゼントさせてもらいたい」という内容の伝言がはいっていた。
決して安くはないその小銭入れを、展示品とはいえ、新品をくれるの!?
と驚いて電話をかけなおすとメッセージをくれた女性の店員さんが弾んだ声で出て来て「では商品をお送りします!」というので
「お礼もいいたいし、新年になっちゃうけど直接お伺いします」と言うと
「お越しいただけるのなら幸いです。いつでもお待ちしています!」ともし自分が男の子で、女の子にこういう風に「待ってます」と言われたらすごく嬉しいだろうなというような、明るい返事が返ってきた。
そして極めつけに、電話を切る際
「それでは・・・(微笑)メリークリスマス!」と言われた。
「は、はい!メリークリスマス!」と思わず答えて、はにかむ私。
そんな・・・ドラマみたいなセリフをいとも簡単に・・・
ディズニー社員もびっくりの感じの良さである。
体温が2.3度あがったような気がした2008年のクリスマス。
こんな気分にさせてくれるお店がこの東京にどれほどあるでしょう。