妊娠・出産・育児日記

トンカツ先生の結婚

2010年3月30日:代表ブログ(2007年10月〜2010年10月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

初の妊娠、出産、育児。約4年間の記録。

20100401_1453806.jpg更新をサボってしまった…

一体何をしてたかというと、結婚式に出席するため神戸へ帰っていたのでした。

 

わたしはずいぶん前から緊張していた。
他でもない、トンカツ先生(注:そういうあだ名です)の結婚式。
高校時代から仲の良い彼女がついに結婚!となるとただでさえ感無量なのに、今回はスピーチを頼まれていたのだから。
ス、ス、ス、ス、スススス、スピーチ!
きちんとした披露宴のスピーチなぞ10年振りなので思わずドモってしまうのもお許しいただきたい。
しかしやらねば全力で。わたしは考えに考えた。推敲推敲、また推敲。
この為に前乗りで帰省していたわたしは結婚式の前々日、ついに完成した原稿をプリントアウトし気合い十分で眠りについた。
朝、目覚めるとその原稿に遠慮なく赤が入っていて目が飛び出た。
「ちょっと直しといたわ!無難な内容ねぇ。」

 

・・・母である。

 

え?そ、そう?そんなに?抜本的に直したほうがよいのかな。ねぇどうなの。
この頭の悪いわたくしめにお教え願えますか、へへへへ・・・
自信がないので受け身だ。そのうえ卑屈だ。
でもトンカツ先生の仕事関係のちょっとお堅い来賓も多いと聞く。
いいのだこれで!文面にはそれほど表れてないかもだけど(あかんやん)祝う気持ちは腹の底から1000%だ!!

 

というわけで内容は当初のまま本番を迎えた。
(細かい言い回しは母の言いなりだけど)
いよいよ新郎新婦の入場です。高鳴る鼓動・・・!

 

トンカツ先生はこの18年間見てきた中でいちばんキレイだった。
線は細いけど、普段はどちらかというと男まさり・・いえボーイッシュな彼女が別人のようだった。
今までいろいろあった。はしゃいだり怒ったり泣いたり爆笑したり体壊したり、かと思えば奇跡の復活を果たしたり、いろいろあったよね。
そんな彼女のふわっと霞がかったような眩しいドレス姿で、すべてがとんだ。

 

スピーチは何とか無事に(たぶん)やり終えたものの、全然覚えていない。
でもそんな事より何より今日のトンカツ先生はホントに誰よりもキレイだった。
わたしの中で文句無しにキレイ花嫁グランプリだ。

 

そして「新郎のAくんのピアノでうっかりいちばん泣いたで賞」というのがあったら多分わたしはグランプリだ。
本当におめでとう!!