妊娠・出産・育児日記

オーマイサン!

2008年5月23日:代表ブログ(2007年10月〜2010年10月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

初の妊娠、出産、育児。約4年間の記録。

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ひさびさにクライアントとランチの予定が入り、5時間ほどレンを保育もやっているプレスクールに預ける事にした。
なにぶん「他人に預ける」というのが初めての事だったので前晩から何だかひとりで落ち着かずハラハラして持ち物を何度もチェックしたり、レンの寝顔を見ては

 

「明日の運命を知らずにぐっすり眠っている可哀想な息子。マイサンよ・・・」

と無闇にセンチメンタルになったりしていた。

 

けれど和やかにランチを終えて、迎えに行くと(泣きじゃくる顔を想像しながら)数時間ぶりに私を見ても、若い保母さんの腕に抱かれて何食わぬ顔でポカ~ン。としていた。
「感動の再会」みたいになると思っていたわたしは赤塚不二夫チックなポカ~ンに肩すかしをくらった気分だったが、聞けば始終ご機嫌だったらしくひとまず胸をなでおろした。
0歳児はレンだけで、他はみんな歩けるお兄ちゃんとお姉ちゃんばかり。
という環境も初めてで新鮮だったのかもしれない。
「皆とお散歩に行って、楽しそうにニコニコしてましたよ」
と言われて、ああ、良かった~!と抱きしめる。
例の「お揃いの帽子をかぶったカゴに入った子供達」の
仲間入りをしたのか!と感慨深くもあり。。。
 
「レン君バイバイ!また来てね!」と可愛い保母さん達に見送られてひょうひょうとしている(なんか得意気ですらある)レンの顔を見ながらこういうのって実は母親側の「慣れ」の問題なんだなーと思った。
「母は強し」というけれど最初から強い母親なんて、そういない。
いろんな気持ちを乗り越えて、不安になったりこわくなったり安堵したり喜んだりしながら強く「なる」のだ。たぶん。