妊娠・出産・育児日記

はじめての高熱その1

2008年11月24日:代表ブログ(2007年10月〜2010年10月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

初の妊娠、出産、育児。約4年間の記録。

東京に戻って1日たった朝、なかなかレンが泣き止まない。

こんな事は普段ないのでおかしいな~、と抱っこしたら体が尋常じゃない熱さ!熱を計ると39度越え・・・。
そういえば旅の後半、すこぶる元気だったがほっぺが赤かった。でも機嫌もいいし、車中もほとんどぐずらずよく眠っているので「レンは色白なので赤い頬が似合うな~」ぐらいに思っていた。
思えばあの時からしんどかったのか・・・ごめんレンよ。
阿呆な親を持つと、こどもは苦労する。

 

そんな阿呆さを激しく悔いながら、とにかく泣き止まないので救急で病院へ行くことにする。祝日だから救急外来を受診することになるのだが電話すると「かなり混んでいて何時間待つかわかりません」という。
外に出ると生憎の雨、しっかり防寒して「ええい、ままよ!」と飛び出す。

初めてのことなので、冷静でいるつもりでもテンパッていたのだろう。
タクシーをつかまえようと、茶沢通りに出たが祝日だったので「あ、今日は遊歩道だ!いや、楽園天国だからダメだ!」とウンポコさんがワケのわからない事を悔し気につぶやいていて、いや、それを言うなら「歩行者天国」だろう、と思った。思ったが「楽園天国」っていうのも何か楽し気でいいなとか思いつつ、タクシーに乗る。
その頃にはレンも落ち着いてきたので、よかった・・・と安堵していたらなんと、病院前に到着した途端に熱性痙攣
両手をあげて、体をビーン!とつっぱらせて痙攣する。
眼球は完全に上を向いていて、白眼に近い。
これはヤバイ、どう考えてもヤバイ。
「あ、なんか、おかしい!おかしい!」と叫んで、とりあえずわたしだけ
レンを抱えたまま先に降りて病院受付に飛び込んだ。