みんなでちょっと頑張って早起きして午前中のうちに美容院へ行き髪をスパッと短くカットしてもらう。
ひさびさの短さだけど、オカッパがどうにもこうにも暑かった!のでちょうど良い感じ。
髪を2回洗って、マッサージを肩・首・頭皮の順にしてもらっている間体が泥のように溶けて椅子にズズズーンと沈んでいきそうになる。
もう、あんまり気持ち良くて。ああ癒された。美容院はオアシスだ。
それから六本木スーパーデラックスにて「星の行方」を観る。
日曜のこの回のみ、子連れOKということで誘ってもらったんだけどこれが全く予備知識なしに観たこともあってすごーく良かった。
かなり乙女オトメな世界観の中、映像・ダンス・音楽がそれぞれインディペンデントでありながら各々を引き立て合ってキラキラとした一体感でもって胸に迫ってくる感じ。
レンも口をポカーンと開けて、絵本から抜け出したようなキュートな衣装を着た可憐なダンサーが、アニメのバンビのような愛くるしさで映像の魚やちょうちょ、鳥と次々戯れるのをじーーーっと観ていた。
他にもお客さんの中に小さいこども達がたくさんいて最初はステージにあがって暴れたりケーブルを引っ張ったりやりたい放題(こどもってなんて自由なんだろうか)だったけど始まったらお行儀よく静かに観ていてかわいかった。なんだったらレンが一番騒いでいた。
お腹が大きくなって、たたずまいがいっそう研ぎ澄まされた雰囲気のGutevolkさん(サイトはウンポコ作)の歌声もこれまで以上に優しく、鈴の音のようで耳に心地よかった。Sence of Wonderも楽しみだ!
この公演、かなり完成度が高いのでまたどこかで観れる気がする。
撮影していたカメラマンをふと見ると知り合いのSさんだったので驚いた。
ガタイが良くて金髪、見た目はけっこういかつい新宿・ゴールデン街の似合う男Sさんだけど、このファンシーでオトメな世界に意外とすんなりと溶け込んでいてさすがキャパが広い!と思った。
昔、世田谷パブリックシアターでフィリップ・ドゥクフレを観た時にも思ったけど「こどもと一緒に舞台を観る」というのはうるさいけどなかなかおもしろい体験だった。知恵がついてきたこどもは感動をいちいち声に出して表現するけど、それ以前のこどもはポカーンと口を開けたり全身でびっくりしたり、飽きたら堂々とあくびをしたり寝たりする。
つまり大人とそう変わらないのだ。
こういう機会がもっともっと増えてくれたらいいなあ!