アートデザインラボ

〈レポート〉「発想力を鍛えよう!アートデザインラボのわくわく体験」開催しました

2019年9月3日

「わくわく体験」ってどんなの?

「そろそろはじめよっか!」

 

そう声をかけると、最初はちょっとドキドキした面持ちの子どもたち。

今回は年少さんから小3のおねえさんまで、幅広い層のアーティストが揃いました。

 

まずは「アートってなんだろう?」というイントロダクション。
ピカソマルセル・デュシャンアンディ・ウォーホールヘンリー・ダーガー草間彌生やなぎみわ村上隆Chim↑Pomライゾマティクス、、、
時代や国をまたいで、世界中のおもしろいアートを一挙にご紹介!

 

続いて、アルゼンチンの現代アーティスト・レアンドロ・エルリッヒの映像をみます。

日本で開催された、展覧会の記録映像を見たみんな、おもしろいほどに「ポカン顔」。

(なになに?これぜんぶ、アートなの?どういうこと!?)

そんな大きな「クエスチョンマーク」が頭の上に浮かんでいます。

次は写真を見ながら「これはアート?アートじゃない?」クイズ大会!
だんだんに緊張が解けて、笑顔が出てくる子どもたち。

そうそう、その調子。

アートのクラスで一番大事なこと。それは「リラックス」。

これができたら、あとは簡単です。

 

「ことばカード」でできたタイトル、摩訶不思議!

アートの自由さ、表現の豊かさを学んだあとは「ことばカード」を使って「自分の作りたい作品」を言葉で組み立てます


これは、大人向けのワークショップでも使われている手法です。
自分のボキャブラリーにないけれど「なんだか気になる言葉」を選んでいくと、案外「本当の自分が求めていること」が見えてきたりするんです。それは、子どもでも同じ。
それぞれ、ちょっぴり意外!な言葉をならべて、おもしろいタイトルが完成しました。

 

たとえばこんな感じ。

「ふわふわワーワーさむ〜いくさいゲームアート」

「フワフワきもちいいしぜんわたしアート」

 

どうでしょう?なんだか得体が知れないけれど、とってもワクワクしませんか?

さあ、頭の中にあるものをひっぱり出すよ

最後はいよいよ「スケッチ」&「作品制作」。

ここは、みんながそれぞれ頭の中で考えていたことを、目の前にひっぱり出す作業です。

いわゆる「(作品の)ビジョン」。

それは4才さんでも明確に、存在しています。それはもうはっきりと。

パーティのように並べたたくさんの素材や画材を使って、思いっきり自由に仕上げていきます。

本人にとっては「どんどん形になっていく!」、周りにとっては「ああ、そんなこと考えてたんだ!」と驚かせてもらえるという、楽しい時間。

 いろ、形、手触り、大きさやテイストもみんなそれぞれ全然違う!
だけど、とっても「自分らしい」作品ができたのではないでしょうか。

 

子どもたちの、自信満々なお顔と作品を、どうぞごらんください。

「ライオンといもむし、FISH!」

わくわくきれいなこどもペット

「ふわふわワーワーさむ〜いくさいゲーム」

「フワフワきもちいいしぜんとわたし」

いつもは半年かけて発表会までやるカリキュラムを、サマースクールではぎゅぎゅぎゅーっと圧縮して2時間でやりました。
パーマンセットばりの圧縮率です。

短時間で集中してガッと作った作品と、じっくり時間をかけてコトコト煮込んで作った作品。

それぞれの良さがありますね。

 

baby toiのアートデザインラボでは、こんなオーダーメイドなアートクラスを通して「個性」をどこまでも伸ばし、目がランランと輝く次世代クリエイターをいっしょに目指します

また、遊びにきてね!

大人だってきっと、こんな風に頭の中の言葉を取り出して、目の前にポン!と置けたらみんな分かり合えるのに、ほんとうは。なんて、ついつい考えさせられちゃうバブね!