「わくわく体験」ってどんなの?
「そろそろはじめよっか!」
そう声をかけると、最初はちょっとドキドキした面持ちの子どもたち。
今回は年少さんから小3のおねえさんまで、幅広い層のアーティストが揃いました。
まずは「アートってなんだろう?」というイントロダクション。
ピカソ、マルセル・デュシャン、アンディ・ウォーホール、ヘンリー・ダーガー、草間彌生、やなぎみわ、村上隆、Chim↑Pom、ライゾマティクス、、、
時代や国をまたいで、世界中のおもしろいアートを一挙にご紹介!
続いて、アルゼンチンの現代アーティスト・レアンドロ・エルリッヒの映像をみます。
日本で開催された、展覧会の記録映像を見たみんな、おもしろいほどに「ポカン顔」。
(なになに?これぜんぶ、アートなの?どういうこと!?)
そんな大きな「クエスチョンマーク」が頭の上に浮かんでいます。
次は写真を見ながら「これはアート?アートじゃない?」クイズ大会!
だんだんに緊張が解けて、笑顔が出てくる子どもたち。
そうそう、その調子。
アートのクラスで一番大事なこと。それは「リラックス」。
これができたら、あとは簡単です。
「ことばカード」でできたタイトル、摩訶不思議!
アートの自由さ、表現の豊かさを学んだあとは「ことばカード」を使って「自分の作りたい作品」を言葉で組み立てます。
これは、大人向けのワークショップでも使われている手法です。
自分のボキャブラリーにないけれど「なんだか気になる言葉」を選んでいくと、案外「本当の自分が求めていること」が見えてきたりするんです。それは、子どもでも同じ。
それぞれ、ちょっぴり意外!な言葉をならべて、おもしろいタイトルが完成しました。
たとえばこんな感じ。
「ふわふわワーワーさむ〜いくさいゲームアート」
「フワフワきもちいいしぜんわたしアート」
どうでしょう?なんだか得体が知れないけれど、とってもワクワクしませんか?
さあ、頭の中にあるものをひっぱり出すよ
最後はいよいよ「スケッチ」&「作品制作」。
ここは、みんながそれぞれ頭の中で考えていたことを、目の前にひっぱり出す作業です。
いわゆる「(作品の)ビジョン」。
それは4才さんでも明確に、存在しています。それはもうはっきりと。
パーティのように並べたたくさんの素材や画材を使って、思いっきり自由に仕上げていきます。
本人にとっては「どんどん形になっていく!」、周りにとっては「ああ、そんなこと考えてたんだ!」と驚かせてもらえるという、楽しい時間。
いろ、形、手触り、大きさやテイストもみんなそれぞれ全然違う!
だけど、とっても「自分らしい」作品ができたのではないでしょうか。
子どもたちの、自信満々なお顔と作品を、どうぞごらんください。
いつもは半年かけて発表会までやるカリキュラムを、サマースクールではぎゅぎゅぎゅーっと圧縮して2時間でやりました。
パーマンセットばりの圧縮率です。
短時間で集中してガッと作った作品と、じっくり時間をかけてコトコト煮込んで作った作品。
それぞれの良さがありますね。
baby toiのアートデザインラボでは、こんなオーダーメイドなアートクラスを通して「個性」をどこまでも伸ばし、目がランランと輝く次世代クリエイターをいっしょに目指します。
また、遊びにきてね!
大人だってきっと、こんな風に頭の中の言葉を取り出して、目の前にポン!と置けたらみんな分かり合えるのに、ほんとうは。なんて、ついつい考えさせられちゃうバブね!