こんにちは!バブバブちゃんでバブ。
みなさま、いかがお過ごしでバブか?
ベイビートーイは、イベントが多い夏休みに向けての準備時期に突入でバブよ。
8月に開催されるMaker Faire Tokyo 2018のキッズスペースに今年も出展予定でバブ。お楽しみに!
最近、ベイビートーイには、キッズワークショップの開催方法、その中でもプログラミング関連についての相談がちらほら。
ベイビートーイは、アプリの開発・デジタルデバイスを利用したリアルイベント、ワークショップを開催してきた経験があるので、そんな問い合わせがたまにやってきバブ。
最近のイベント
いつもは個別にメール、ランチ、時にはお酒を飲みながら、ざっくばらんにお話を聞いていバブ。
今回は、たまたま数人の連絡が重なったので「これはもう、交流も踏まえて少数の勉強会にしてしまおう!」ということで、vol.01のバブサロンを開催する運びとなりバブた。
記念すべきvol.01のコラボプレゼンターは・・・
自分達が持っているコネをフルフルフルフル〜活用して、なんと!
「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」の著者であり、プログラマー/プログラミングワークショップ任意団体 OtOMO代表の倉本(くらもと)さんをお招きして、プログラミング・ワークショップのプロに色々とお話を伺いバブたよ。
vol.01 コラボプレゼンター 倉本 大資(くらもと だいすけ)さん
「えっ、こんなことまで聞くの?」普段はなかなか聞けない初歩的な質問から、何時間でも議論できそうな奥深い質問まで、様々な意見が飛び交った充実の2時間。
とても学びのある会となったバブよ。
全てをお伝えできないのが残念!?
ダイジェスト版レポートを前編、後編の2回でお届けするバブよ。
ぜひご一読くだバブね。
vol.01 バブサロン参加者、キッズプログラミングワークショップ興味津々ピープルはこちらバブ!
柴田 賀盆(しばた がぼん)さん
ゲームデザイナー、千葉商科大学政策情報学部客員講師、株式会社ハートビーツ取締役、株式会社エディット 監査役 代表作に巨人のドシン
wikipedia 柴田賀盆
めでた
プログラミングワークショップとの関わり
現在、大人向け「ゲーム発想の作り方ワークショップ」を開催中。今後、これをベースに親子子ども向けのものを開催したい。親子子どもが「誰かのために」作ったゲームを100万タイトル集めることが目標。
大澤 麻衣(おおさわ まい)さん
デザイナー・ディレクター/株式会社プランクナッツ代表 Geewhiz・UJUなど人気子ども服ブランドをディレクション。
プランクナッツ
プログラミングワークショップとの関わり
三軒茶屋のショップを拠点に「想像と創造」をテーマにした子ども向けの教室を展開予定。その教室で、プログラミング教室も検討中。自身の子どもが過去、プログラミング教室に参加したことも。
木村 陽一(きむら よういち)さん
アートディレクター/株式会社レイン代表 コンテンツ企画・運営・デザイン・コンサルテイング
Le-in Inc.
プログラミングワークショップとの関わり
2012年に、NPO法人CANVASとgoogleのプロジェクト「プログラミングワークショップ」プロジェクトのグラフィックデザイン、その他映像制作に参加。これを機にプログラミングソフト、スクラッチに触れる。以降、様々なプログラミングワークショッププロジェクトに関わり、現場を多数経験。
平野 聡子(ひらの さとこ)さん
プランナー・プロデューサー/baby toi主宰 親子向けのコンテンツ企画・運営・講師
ベイビートーイ
プログラミングワークショップとの関わり
2020年度・プログラミング教育必修化にあたり「子ども」を取り巻く環境にどんな変化が訪れるのか、興味がある。自身の子どもが4年間、某プログラミングスクールに通っていた経験があり、大手以外の教室の進め方やプログラムをもっと知りたい。
なぜ今、プログラミング?
肌感覚では確かに今、プログラミングがトレンドとなってバブね。
関連話題がSNS上のタイムラインに流れてくることも、数年前に比べて格段に増えてきたバブよ。
あらためて、考えてみるバブ。
なぜ今、プログラミング?
スマホ・アプリの普及?パソコンの低価格化?
うーん何だろバブ. . .
答えはこれバブ。
2020年度から小学校でのプログラミング教育必修化が決まり、子ども向けのプログラミングスクールや教材が、次々と展開されているからバブよ。
2013年に6億6200万円だった子ども向けプログラミング教育市場規模は、2023年には2013年の約34倍となる226億4000万円に達すると予測されてバブ。
これだけの市場の膨らみであれば、広告費用もアップして、SNS上で目に入ってくる機会も増えてくるのも当然バブね。
素朴な質問バブ。
なぜ今、プログラミングが小学校で必修化?
プログラミングを学ぶことはカレーライス作りを学ぶと同じ!?
例えば、家庭科で「カレーライスってどうやってできているの?」というのと同じです。
生活に必要な知識や体験は、学校で学ぶ必要がありますよね。
プログラミングも、日常的に理解する必要が出てきたんです。
それはスマホアプリなどの、日常的な利用によるものが大きいですね。
アプリで天気予報を知ったり、検索して知らない単語や歴史を調べたり。
アプリはトンカチと釘では作れませんよね。
じゃあどうやって作れるのか?
なるほどバブ。
確かにスマホの爆発的な普及により、アプリの生活利用が必要不可欠になったバブよね。
料理をして食べることと同じぐらい。
プログラミング必修化は「みんながゲーム作りができるようになるため。」じゃなかったんバブね。
そう。ゲームとは違って、生活に必要不可欠になったんです。
冷蔵庫や、電子レンジにもプログラミングは使われています。
誰もが「どうやって、その家電は動いているのか?」を知られければならない。
知識格差を生ませない為の必修化であると、僕は思っています。
AIにできないことができる、大人になるために
プログラミング学習で「論理的思考が養われる」という触れ込みは、とても多く聞きバブ。
※論理的思考=ロジカルシンキングとは、「考えや議論などを進めていく筋道を作っていく思考法」
それを目的に、プログラミング教室に通う親御さんも多いと思うバブけど、倉本さんは論理的思考についてどう考えているバブか?
言われたこと・学んだことを効率的に進めることは、AIなどに取って変わる作業となり、評価されなくなってくるんです。
まったく新しい課題を創造的に解決していく力が求められる時代になっていく。
その為の、プログラミング学習じゃないかと思います。
「論理的思考」ではなく「創造的思考=クリエイティブシンキング」が重要だと考えています。
スクラッチを使用したプログラミングワークショップ「OtOMO」を開催している倉本さん。キャロットタワー世田谷生活工房にて。
創造的思考=クリエイティブシンキングとは、「新しい課題を創造的に解決していく思考法」バブ。
ここでこれについて説明するとなが〜くなるので、倉本さんがおすすめする本をここで紹介しておきバブね。
著者はスクラッチを開発した、ミッチェル・レズニックさん。
ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則
ライフロング・キンダーガーテン=一生涯、幼稚園!なんだか面白そうバブ。
ここには、何故スクラッチでプログラミングをするのか?などなど興味深いことが。
「いつかこの本の輪読会を開催してみてもといいのでは?」なんて声も飛び出しましたバブよ。
子どもが「学んでいる瞬間」ってどんな時?
プログラミング学習が必要、と言われてる理由のひとつに「何かやりたいことがあったとき、然るべき手順を辿れば、それが実現できることを知る」というのを学ぶため。
というのがあるじゃないですか。
そういった思考を、プログラミングを通して体験できる。
それはどう思いバブか?
間違いではないですが「それ」が目的ではありません。
子どもが真に学んでいる時は、子供自身がやりたいことで課題や壁を克服している時。
人から与えられたテーマでは、学びには決して繋がらない。
皆さんもそんな体験があったはずです。大人達は、そこに子ども達を導いていくことが大切です。
プログラミングで、お花屋さんになる方法
プログラミングワークショップを開催する際に、「ゲームがつくれる!」って告知すると集客がグッっと上がるのですが、参加するのが男の子ばかりになってしまいます。
けど、プログラミングってゲームだけじゃないですよね。
例えば、物語をスライドやアニメーションでデジタル絵本を作れたり、電子楽器をつくって音楽をみんなで演奏したり、女の子も楽しめるんですよ。
目的はプログラミングではなく、あくまでも子どもがやりたいことなんバブね。
ある、お友達の話。
ママの勧めで、プログラミング教室に通っていた女の子が
「私は将来、お花屋さんになりたいのにどうしてプログラミングが必要なの?」
という疑問を投げかけてきたそうです。
その問いかけにママは答えられず、結果、教室を辞めてしまったとのこと。
プログラミングが目的になってしまった典型的な例ですね。
もし、誰かが「お花屋さんにもプログラミングが必要でこんなことにも使えるんだよ」と彼女に説明できたら、新しい可能性、お花屋さんイノベーションが生まれたかもしれませんね。
う〜ん。お花屋さんイノベーション。なんだか楽しそうバブね。
次回は・・・
ワークショップの告知事情、料金、運営に関することについて掘り下げてるバブよ。
お楽しみバブ!
スクラッチデー東京が青山学院で2018年6月10日(日)に開催されるバブよ!無料なのでぜひ興味がある方は足を運んでみてバブね。詳しくは検索「スクラッチデー東京」