「どうして今プログラミングなの?」という素朴な疑問から、「クリエイティブシンキングって何?」という興味深い話まで、幅広く聞けたバブよ。前回の様子はこちらバブ。
今回は、ワークショップを開催する際に必要な告知方法と料金設定、運営に関連することをまとめたバブ。レッツ!バブ体験
今回のコラボプレゼンターは、前回から引き続き「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」の著者であり、プログラマー/プログラミングワークショップ任意団体 OtOMO代表の倉本(くらもと)さんバブ。
vol.01 コラボプレゼンター 倉本 大資(くらもと だいすけ)さん
ネットでの宣伝、実は届かない!?
ワークショップを開催する場合、集客のための告知は必須バブよね。
SNSでシェアしたり、時にはSNS広告を利用したり、ストアカという「教えたいと学びたいをつなぐWEBサービス」を利用したりしバブ。
インターネットをできるだけ活用して効率的にしたいバブね。
倉本さんが開催している、OtOMOさんではどんな方法で告知されてバブか?
世田谷区生活工房(公益財団法人 せたがや文化財団が運営)で開催していますが、生活工房独自の告知機能はありません。
ですので、私たちOtOMOのメールマガジンでの告知と、参加申し込みはドアキーパー(イベント管理サービス)を利用しています。
ドアキーバーにはエンジニア系のイベントが多いので、そこに興味のあるお父さん・お母さんが、親子で参加してくれることが多いですね。
最近、自分の家でスクラッチのイベントを開催したいな。と思って、家の前に告知ポスターを貼って告知してみました(笑)。
そうすると、登下校中の小学生がそれを見て「あれ?スクラッチだって!?」と話題にしてくれるんですね。
ローカルイベントなので、あえてネットを使わずにローカルに告知することもありだと考えてます。
確かにローカルにやるからこそ、ネットを使わない告知が大切かもしれないバブね。
キッズ向けのイベントは、インターネットのみの告知だとなかなか届かないですよね。
小学校で配られる地域向けのイベントチラシがとても強いバブ。
親御さんがそれを見て「面白そうだから参加してみたら?」という動線が出来上がっている印象バブよ。
これを簡単に利用できると良いのですが、営利目的のものだったり、学校側にコネがなかったりすると、とても難しいバブね。
チラシやポスターを作って、ご近所さんに告知する、という地道な方法が、やっぱりいいのかもしれないバブね!
「マイクラできるよ!」を口説き文句に?
最近のプログラミングワークショップを調査してみると、マイクラを押し出しているところが多く見受けられるバブね。
子供達には大人気で、コロコロコミックでも特集が組まれたりしてますよね。
プログラミングワークショップの内容にマイクラを組み込むことで、簡単に集客できるのでは?なんて、考えてしまうバブ。
確かにマイクラは強いです。
ただし、マイクロソフトが管理しているものなので使用許可が厳しくなっています。「マイクラ教室です!」などと安易に利用すると、怒られたりするので気をつけてくださいね。
なるほど。
OtOMOさんで使用しているスクラッチを利用する場合、何かルールがありバブか?
スクラッチは、オープンなツールなので「MITの開発したツールです」と記述すれば基本は自由に利用できます。
ただ「スクラッチ教室です」と伝えても、子供には響きませんよね。
前回でもお話した通り「ゲームが作れる・物語が作れる・音楽が作れる」など目的があってのスクラッチ、プログラミングですね。やはりそこは運営側の企画のクオリティーが大切です。
参加料金は月5千円?1万円?それとも2万円?
スポットのワークショップだと企業協力があったり、商品購入を促したり、個人情報をゲットするのが目的なので、だいたいどこも無料〜1000円あたりの料金設定バブよね。
でも、週1で通ってもらう教室だと1回1000円×月4回=4000円だと運営的には厳しいバブ。
スクールだと料金の設定はどのあたりが相場でバブ?
私たちOtOMOは寺子屋的なサポーターによる運営なので、参加費は1000円程度に設定しています。
スクールとして常設的に運営していく場合には月2万円ぐらいが相場ではないでしょうか。
確かにレゴスクールや、企業が教室運営しているところは月1.5万〜2万円(年会費、教材費は別途)ぐらいバブね。
そうした場合、月4回開催して、1回5000円の設定ですね。
5000円を高いと思うか、お得と思うかは人それぞれではありますが、ピアノ教室、ソロバン、習字教室などに比べると比較的高めの設定です。
流行りだから。というだけではなく、数が限られているプログラムなので料金設定がある程度高くなるのはわかるバブ。
プログラミングを学ぶこと。に関して「プログラミングを学べば倫理的思考を養える」とか「プレゼンテーションが上手くなる」「お金持ちになれる」みたいなイメージが先行してしまっているので、毎回、保護者の方には何かしらわかりやすい結果を求められてしまいますね。
子どもによるプレゼンテーションだったり作品だったり、でもゴールはそこじゃない。
子どもが真に学んでいる時は、子供自身がやりたいことで課題や壁を克服している時。
教える側は、子ども達をそこに導いていくのが仕事なんです。
ただそれは、親御さんから見ると放置しているように見えたりする。
そこが、難しいところなんです。
「1回5000円も払っているのに私の子供には何にもしてくれないの!?」というクレーム・・・ありそうな話バブね。
プログラミングが何かができる!に注目しがちだけど、何が体験できるかが大切バブね。
ただ、お金は親御さんが出すものなので、しっかり納得してもらう努力は必要ですよね。
そこで無料体験を利用してもらったり、直接お話ができる機会を設けることが大切だと思います。
なるほどバブ!
新しいジャンルなので、親御さんがまずは体験した方がいいかもしれないバブよね。
バブサロンでも「パパ・ママのためのプログラミングワークショップ」を開催する予定バブよ。最新情報はフェイスブックページをいいねフォローしてくだバブね。
まとめバブ!プログラミングはあくまでも手段!
子どもにとって大事なのは目的バブよ。
ゲーム作り、物語作り、車作り、家作り、アニメーション作り. . .
あらゆるジャンルの、手段のひとつになるのがプログラミング。
「プログラミングで何をしたい?」そんな問いから始まる、新しい世界。
そこからどんな世界が広がっていくのか、ワクワクしバブね!
今後もプログラミングを学べる場所が、きっとどんどん増えていくバブよ。
皆さんも、自分たちにあった教室やイベントを探してみてくだバブね。
また、教室を開きたいと考えている方、素敵な学びの場所を作れるよう、応援してバブよ!
スクラッチデー東京が青山学院で2018年6月10日(日)に開催されるバブよ!無料なのでぜひ興味がある方は足を運んでみてバブね。詳しくは検索「スクラッチデー東京」