涙涙の卒園式から、早2ヶ月半たちました。
ずっとあの余韻に浸って、しっとりと泣き濡れていたかったのだけれど、、、
そうは問屋がおろしません。
新1年生の母になって
知らなかった。。。
新1年生の母って最初の1ヶ月、あんなにやることが多いなんて。
誰も教えてくれなかった。
ゼッケンやおはじきの名前付けが、あんなにしんどいなんて。
入学式も無事に終えました。
0歳のムスメとの毎日も目まぐるしくて、白目でぼーーっとしてたら、いつのまにか8ヶ月。
はっと気がつけば、わたしの目の前をずり這いで後方にバックして、車庫入れよろしくソファの下に収まっていく、ムスメが通り過ぎていくわけです。ズリズリと。したり顔で。
「ハーイ!あたし、8ヶ月になったバブよ。前頭葉が立派でしょ。いまのところハイハイはバックしかできないけど前向きな人生おくってるつもり。シクヨロ」
は、早い・・・こどもの成長も。時間も。待ってはくれない。
だから1日1日を大切にしようよ!もっと!ボンスカボン!(自分のおしりを叩く音)
この瞬間をマジ実感できるよう、とぎすまそうよ五感。
と無駄に誰からも求められていないライムをしたところで、今日は日々の暮らしを楽しむヒントがいっぱいの、オススメのアート本を紹介しまーす。
アート本で日々の暮らしを楽しむ
その名も、「クラフトアイデア100」
知る人ぞ知る、オランダ・アムステルダム発の雑誌Flowの日本ダイジェスト版です。
この本の良さを一言でいうと、ちょっと狂った「暮らしの手帖」です。
読んだあとに2〜3個はすぐに使えるアイデア、ソレ以外はすぐには使わなくても意識の下にふわりともぐりこんで、いつしかじわりじわり、暮らしを変えていってくれそうなアイデアで溢れている…
そんな一見飲み込みやすいのに、実は主張のあるスタイルが、なんとなく暮らしの手帖を思わせるのです。
単なるクラフト本とちがうのは、ハウツーだけに終わっておらず「やろう!」という気持ちにちゃんとエンジンがかかるように、さまざまな人のアイデアや言葉、ライフスタイルのヒントが散りばめられていて
「あ、これなら自分でもできるかも、、、」と思わせてくれるところ。
日々の暮らしをたのしむための、ヒントがいっぱい。
作品作り、と身構えなくていい。
ちょっとした日記をつけるだけでも、毎日の会話の一部を記録するだけでも、10歳のむすこのポケットの中身を毎日写真に撮るだけでも、なんでも。
↑これは実際に本の中で紹介されてるプロジェクト。長男が独立して家を出ていくときに、小さな思い出がだんだん薄れていくことに気がついた主婦のシンシアさんが、10歳の次男のポケットの中身を365日ブログで発表している・・・
もう、泣いていいですか。
そう、小さな思い出の数々、こども特有のおもしろ言動の数々は日々失われていってしまうもの。わかる!わかるよシンシア!
トイ・ストーリー3の冒頭、アンディが家を出て行く準備をするくだりで、映画始まったばかりなのに、ちょっとどうかというほどに号泣してしまった全お母さんに捧げたい。
シンシアもそう思ってると思う。
ほかにも、ハンドメイドのガーランドやスタンプ作りのアイデア、手紙を書くことの楽しさ、何でもいいから365日続けられることをやるプロジェクト、絵心がなくても描ける大人のための可愛いイラスト指南、世界中のユニークなアーティストのアトリエ紹介などなど、もりだくさん!
女性の人生って忙しい。
そして、特筆すべきなのはこの本に出てくるアーティストも編集チームも、すべて女性だということ。
国は違えど同じ女性が世界のいろんな場所で、ちょこちょこと、時にストロングなモノ作りをしている息遣いが感じられて、なんだか勇気が湧いてくるのです。
みーんな女性。
女性の人生って忙しい。
子育てする日々ってしんどい。
振り返る余裕もないほど、毎日って目まぐるしい。
だけど、ほぼゼロにひとしい自分の為だけの時間をなんとかひねり出して、身の回りのモノでカードや切り絵を作って人に送ったり、日常を小さく切り取って記録できたら、きっともっと暮らしはカラフルになるんじゃないかなって気がします。
「人生はパーティ!だから自分のためのガーランドを!」
これは本書からの言葉。
子どもたちが寝静まった夜、こっそりひとりでやってみるのもいいし
子どもと一緒にやっても楽しそう。
そんな、今までありそうでなかったD.I.Y本です。
D.I.Y(誰もやってくれる人が・いないから・やる)じゃなくてD.I.Y(どんな時も・いちばん・夢みてる)な精神で、あなたも今夜からIt makes me happy!
だって、人生はパーティなのだから。