朝っぱらから、悪いことして私に叱られて、テンションだだ下がりで登園したムスメ。
ムスメも最後まで謝らないから(どうやら頑固なところは、私に遺伝しちゃったらしい)いつもなら歌いながら朗らかに登園するのに、だんまりのまま園に着いてしまった。
わたしとの距離も平行線のまま。
歩く屍のようなムスメを先生に託し、
(ああ、どうしようかな。)と後ろ髪引かれながら、教室をあとにした。
それでもやっぱり気になって、振り返ったその時。
目に飛び込んできたのが、この光景。
仲良しのお友達が事情を知らないはずなのに、ムスメをぎゅっと抱きしめてくれていた。
こちらから、ムスメの表情は見えなかったけれど。
されるがままに手をダラリ。としたまま抱きしめられてたムスメの手が、お友達をぎゅっと抱きしめ返すのを見届けて、園をあとにした。
いやー、育ててもらってるなぁ。
子ども同士。ありがたい。ありがたいよ。
「お友達が元気ないから、抱きしめる」って、なんてストレートで素敵な表現バブ!
大人はそんなとき、あれこれ言葉を探したり、あえて触れなかったり、向こうから切り出してくれるの待ったりして。回りくどくてめんどくさい生き物になりさがっちまったバブよね・・・