いつ来るかいつ来るか、と思っていたがついに来た。
わたし達は人生初の「こどもの運動会的なイベント」に参加したのだった。保育園で「秋祭り」が開催される、というので配布されたプログラムをみたら「秋のくだものリレー」「追いかけ玉入れ」「親子体操モンブラン」・・・などなど、微妙にファンシーなネーミングに彩られてはいるがこれはまさに運動会ではないか!
そうなると、がぜん楽しみになってきた。休みの日に朝早く起きてお弁当を作らなくちゃいけないけど、それもまた一興だ。おにぎりだって最低2種類は作っちゃうぞ。
というわけでハリキッて参加したのだが、会場に着いたとたん結構な人数にレンは照れまくり、始終わたしの足にからみついたまま移動。
結局、親子参加のリレーもわたしはレンを足を絡めたまま走り、それでも先生たちに「レン君がんばれ!がんばれ!」と応援されるし(頑張ってるのはわたしだよ・・先生たちよ)助けを求めてウンポコさんをチラと見るも初のこどもの晴れ舞台?にひとり緊張している面持ちだ。なんでだ。その後の競技も機嫌がわるく、むっつりとしていたがお昼ごはんを食べてようやく笑顔を取り戻した。
元気になったと思ったら今度は競技といっさい関係ない周りの遊具でゴキゲンに遊び出し運動会はそっちのけだ。
周りを見ると、遊具で遊んでいるのはレンだけじゃなく、4~5歳クラスの大きい子たちも自由に遊んだり喧嘩してわーわー泣いていたりする。
かたや運動会では大人達だけが噴煙をあげて本気の玉入れを繰り広げ。
父親達はあらゆる角度からシャッターを切り。
先生たちは拡声器で叫びまくり。
こどもたちはどんぐりを拾いまくり。
カオスだった。
あれほど楽しみにしていた「こどもの運動会」はカオスだった。もっと大きくなったらもうちょっと心をひとつにして運動会に集中できるようになるのだろうか。
「こどもを運動会だけに集中させる」って実はけっこう大変ことだったんだなあ、と今更ながらに思った。
そして先生たちの日頃の奮闘が垣間みれて、ありがたく感謝した。
でも楽しかった。また参加したい。