【おかあさんといっしょスタジオ収録にいったよ。当日まで編】
元気いっぱい&夢いっぱい自由奔放3才児を全国から集めて、子ども番組を収録しているETV。
それも、お盆時期やお正月時期などをのぞいて、ほぼ毎日。
それってとてもじゃないことだよね・・・と思っていました。
そして予想通り「おかあさんといっしょ」の現場は神っていました。
日本一ともいわれる子ども番組の、60年の歴史の重みや叡智がつまった、こども対応。
さらに親対応。
生半可のものではなかった・・・!
どんな風に神ってたのかを、忘れないうちに書き留めていきたいと思います。
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当たった。
当たったのである。
「おかあさんといっしょ」スタジオ収録に・・・!
思い返せば、NHK視聴料金を支払い続けて、苦節数年。
子どもが3才になった暁には、いつかコレに出てやるぞ!と心に決めていたのだった。
決めていたわりには、上の子の時には応募し忘れて、気がつけば4才の誕生日を迎えていた(3才の誕生日から4才の誕生日前日まで、正真正銘3才の子どもしか応募できない)という、うっかりミスを侵しまして。
ならば!と、2人目の時は3才の誕生日を迎えた日から、意識して毎月応募・・・のはずが日々の忙しさにこれまたうっかり忘れ、、、ハッと気がついた時には3才8ヶ月を迎えようとしていた。
しかし、こんなうっかり母さんにも、神は気まぐれに微笑むのです。
ある初夏の朝、うちのポストに舞い込んだ1枚のハガキ。
そこには、「おかあさんといっしょ」収録の現場へのお誘いが記されていたのだった。
なんとか滑り込みセーフ!というか今年の運は全て使い果たした!
さて。
そういえば、どんな服装で行けばいいんだっけ?
あらためて、当選ハガキを見直すと
「下着が見えるような服装は、お控えください」
という注意事項がある。
キャラクターやロゴが入ったものはNG、というのは知っていたけれど、まぁ当然か。
確かに、そういう目で放送を見てみると、なるほどパンツスタイルの子が多い。
ワンピースの子も、下にパンチラ防止のデニムやレギンスを履いている。
あと、地方に住んでいるじいじ・ばあばが放送を観た時に、すぐ見つけられるような目立つ色がいいんだろうな。
何だろ。ピンク?よし、それに決まり。
「ピンクで、パンツが見えなければOK!」
と、限りなくゆるく安易なジャッジにより、服装は即決。
当選を知った日から、ワナワナしつつ関係各位(夫・両親・義両親)に連絡をする私でしたが、当の娘はいたってクールであった。
娘(モチベーション高子)の性格上、あまり早く伝え過ぎると
「はやく行こ!さあ今すぐ!」
などと、臨戦体制に入ってしまうので、本番のほんの少し前の朝。
番組を見ながらさりげなく伝えることにした。
「ブンバボーン!」とスタジオの空気が最高潮に温まっているシーンが流れ始めた時に。
「もうすぐ、ここに遊びに行くんだよ。お兄さんやお姉さんに会えるよ。」
「ふーん。今日?あ、今日じゃないの?はやくいってみたいなー」
という、やはり今すぐに行こうとしているものの、あっさりしたリアクション。
ふふ。まあいい。とりあえずあんたは健康であれば、それでいい。
あとパンツを見せなければ、それでいい。
時は、夏まっさかり。
周りでは、ヘルパンギーナなどの夏風邪が大流行中。
万が一、体調を崩してしまったらこのチャンスを無駄にすることになってしまう・・・
娘が楽しみにしているのはモチロンのこと、何がヤバイってうちの母の期待度がヤバイ。
母の友達みんなにLINEやメールを乱れ打ち、初めて入ったカフェの店員さんにまで「うちの孫がね〜」などと話している、というではないか。
ああヤバイ。
そう思えば思うほど、自分のこと以上に心配になり、ストレス性過敏性腸炎を発症しそうな勢いでキューっとお腹が痛くなるのだった。
こんな、たったの1回ポッキリでもこれほどまでに追い込まれるのだから、毎週レギュラー番組に出ているような人気子役たちのお父さん・お母さんの気苦労はいかほどだろう。
とにかく健康で!健康第一!
呪いのような母の想いを汲みとってか、娘は幸いなことに元気いっぱいで当日を迎えたのだった。
前置きが長くなってしまいましたが、いざ当日。
わたしと娘は、NHKスタジオパークにこんにちは!するために、いざ渋谷へ出かけたのだった。
自転車で。