妊娠・出産・育児日記

やれば出来る子たち

2008年9月4日:代表ブログ(2007年10月〜2010年10月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

初の妊娠、出産、育児。約4年間の記録。

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キャロットタワー展望台でのレンの放牧(笑)に味をしめたわたしは夕方になると出かけて行ってはすごいスピードでハイハイしまくるレンのお尻を追いかけて遊んでいる。
今日もいつものように展望台に上ると、先客がいた。
チャラ男みたいな男子高校生2人組がマックの袋を床に散らかしながら食事中だった。あげく、床にごろんと寝転んで漫画を読んだり携帯をいじったりして自由の国アメリカよろしくな感じでくつろぎ始めた。
わたしは心の中で「ここはあんた達の家か!」と、(まぁ自分も赤ん坊を床に転がしたりして遊ばせておいて何ですが)毒付いていたら案の定、チャラ男達は警備員のおじさんに注意されてしぶしぶとソファに移動。
でもソファに移動してからも相変わらず寝転がって家気分である。
周りのひともチラチラと非難じみた視線を送っている。
 
しまいには警備員のおじさんの死角にまで移動して床に寝転んでいた。
どんだけ床にごろんとしたいねん!と思いながら遠巻きにレンを遊ばせていたら、床に寝転んでいるチャラ男を見つけた途端「あの人たち、あそんでくれる!」と思ったのか、レンがそっちに行きたがって行きたがってハイハイで駆け寄ってはわたしに抑止される。というのを幾度となく繰り返すはめに。
だんだん疲れて来て、そろそろエレベーターで下に降りようと思いボタンを押して待っているとチャラ男達も同じエレベーターに乗ろうとこちらへやってきた。(なんかガラ悪いしヤだなー)と思っているとどっこい、ひとりがエレベーターに先に乗り込んで「開」ボタンを押しひとりが扉を押さえて、ベビーカーのレンとわたしを待ってくれている。
出る時もまた「開」ボタンを押して「大丈夫す」と先に出るように手で促してくれる。
 
なんというか出会いが最悪?だっただけにこの一件だけでわたしの中のチャラ男たちの株、一気に急上昇。
アンバランスなだけで、やれば出来る子たちなのだ!・・・本当は。と熱血教師みたいな気分で熱くキャロットタワーを後にした。