妊娠・出産・育児日記

あるホルモンの分泌

2008年2月27日:代表ブログ(2007年10月〜2010年10月)掲載からの転用

代表 平野聡子 / satoko hirano

初の妊娠、出産、育児。約4年間の記録。

最近知った、目からウロコの話。

産後は「育児の大変さを少しでも緩和するべく、一部の感覚が緩くなる」いわゆる「アホアホホルモン」が分泌されるそうなのだ。
なるほど!どうりでなぁ!
私は思わずポンと膝を打った。
産後のわたしときたら物覚えは悪いし頭の回転も遅い、結果行動も鈍くてキレがない・・・これはどうしたものかと。
もっとこう、シャープに生きてきたはずなんだけどなあ!
出産と同時に知性とか大事なものも一緒に(元からあったのかどうかはこの際考えずにおきたい)放出してしまったんじゃないかと悩んでいたところなのだ。
アホアホホルモンかー。そっかー。(最高の、阿呆の笑顔で)
 
同じく去年出産した友人の日記を読んでいると

「寝る前に、シュークリームをたくさん食べて大満足、という夢想にひたっている。ここ1ヶ月毎晩だ。」

というような事が書いてあってこれにも私、ズボンが破けんばかりの勢いでポンと膝を打ちました。
わたしもなのだ。わたしの場合はシュークリームじゃなくて日替わりでメロンパンだったりおまんじゅうだったりするのですが(ここですでに凄いアホっぽい)メロンパンが食べたい。メロンパンを食べよう。朝、起きたら絶対メロンパンをたくさん食べようぞ。よいか、皆の者!という想いと来るべきメロンパンいっぱいの輝かしい朝の模様を想像し幸せに満たされて、眠る。
 
しかしだからと言って、朝になってメロンパンを食べるわけではないのだ。なんだろう。空想でお腹いっぱいになる幸せを味わいたいだけ、とでもいいましょうか。そして、これが決定的なのだが

「本物のメロンパンより空想のメロンパンは美味しい」

これってまさに、あの例のホルモンの、しからしむる所なのではないでしょうか。
 
親がこれなんだからコドモは一体どんな夢想を?
 
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