午後6時、病院到着。
正直わたしは先生に「下痢じゃないですよ!陣痛ですね。よくここまでガマンしました。「早速今から入院してください。」と言われるものと思っていた。それで明日ぐらいに出産かしら?なんて。
しかし!先生は冷静に首を振った。
「陣痛ってほどじゃないね。あ、お腹壊してるの?下痢?
ははは。じゃ整腸剤出しておきましょか。」
NSTの機械をつけて陣痛の波がどのくらい来ているのかを調べてもらったが陣痛の域にはまだまだ達していないらしい。
「そ、そんなハズは・・・先生、わたしこんなに痛い腹痛ってかつて経験した事ないんですが」
「うーん。でも陣痛ってもっと痛いからね。」
・・・え。今なんですと?もっと痛い!!??
わたし、耐えられるのかしら・・・冷たいものがヒヤリ背中を走る。
自分で言うのも何ですが、わたしは結構根性があるほうだ。痛みにも強い。小さい頃から注射や歯医者でも麻酔ナシで泣いたことはないし大概の痛みには声を荒げず堪えられるほうだと思う。
で、でも今回のはハンパじゃないのよ~う。下痢だと思ったけどなんかちがうのよ~う。しかももっと痛くなるってどういうことなのよ~う。
そんなのアイドンノウ!アイドンライク!アイキャントビリーブ!とすっかり取り乱して泣きべそをかきながら帰宅、万が一に備えてお風呂に入ったりご飯を食べたりしてみるもひっきり無しにやって来る痛みの波に負けてご飯は一口で断念。
チガウ、これって下痢じゃない。やっと気付いた深夜0時。
すでに5分間隔でうずくまり、口もきけなくなっている。
ギリギリまで家で過ごしたかったけれどとうとう動けなくなり深夜0時30分、入院。