なつやすみだー!
ということで、高松→直島→岡山→倉敷→大山→松江→神戸というハードな日程で旅しております。
この中でもアート・ミー編集部(部員1名)として特筆すべきはやはり、現代アートの島・直島でしょうか。
ゴーゴー直島!弾丸ツアーの旅
今回はラッキーなことにデイリーポータルZでも特集された高松・なぞの古本屋さんなタ書オーナーのキキさんにツアーガイドを頼めたので、夕方には岡山に移動するという弾丸な滞在時間のわたしたちでも充実した時ひとときを過ごせましたよ。
ちなみに、旅行前に「こんなスケジュールでいこうと思ってる〜♩」と平気で丸亀と直島のアートスポットいくつか羅列してキキさんに送ったら「突っ込みどころが多すぎてどこから突っ込んでいいかわからん」と言い放たれた出発前夜。
キキさん曰く「ゆるりとアートな旅。とか、のんびり瀬戸内めぐり。とか世間でいわれてるイメージは大間違いやから。そんなんしてたらフェリーの時間がなくなる!秒刻みで移動!」
・・・というわけで、牛追いに追われる牛のごとくわたしたちはフェリーに飛び乗ったのです。ゴーゴー直島!瀬戸内海きれい!
確かに高松から直島行きのフェリーは便数が限られてるうえ、渡航時間は50分!
旅行前にどの便にのるか必ず決めておいたほうがいいですよ。でないと、高松でうどんひとつ食べられませんからね…(うどんひとつ食べられなかった本人談)
めでたく到着後、前方をみやると草間弥生さんの赤いカボチャを発見!
わーわー!これ知ってるー!入ろう入ろう。と無邪気に駆け寄る私とむすこ。
中に入るとふしぎな静謐感。かぼちゃの穴からさしこむ光ひとつひとつが瀬戸内の太陽みたいにまぶしい。たくさんの太陽に囲まれながら、おもえば遠くへきたもんだ。などと、うっかりゆるりアートな旅に浸っていると・・・
「おーい!バスの時間があと少しだから、ロッカーに荷物預けてI♡湯を観にいこう」と、キキチェックはいりました。
あわわ、そうだった。わたしたちは秒刻みで移動しなくちゃいけないんだった。
というわけで、フェリーが着いた宮浦港から徒歩2分のI♡湯へさっさと移動。
「ほら、ペンギンさんだよ」「ペンギンさんだ!」
大竹伸朗のI♡湯の入口で、はしゃぐ親子。むすこはここが本物の銭湯で、実際にお風呂に入れるアート作品だということは知る由もない。「ペンギンさんのところ」としてインプットしちゃったむすこよ、ごめん。時間に余裕があったら入りたかったけど、残念ながらそれはまた次回。
だって、島内の数少ない移動手段(レンタサイクルや徒歩という手もあるけど子連れだからちと厳しい)である町営バスに絶対乗り遅れるわけにはいかないんだもの!
なんせ、わたしたちが目指すのは敷地9990㎡の広大な地中に埋まった建物の中にわずか3人の作家の作品を展示しているという、伝説の地中美術館。そこはバスをさらにもうひとつ乗り継いだ先の、なんと終点にあるというのだ。さあ、滞在時間残すところあと3時間。間に合うのか…!