やっと外にお散歩に出かける時間が出来たので憧れの「お手てつないでお散歩」とやらにトライしてみたら5秒でふりほどかれて、しゃがんで動かなくなってしまった。
どうやら「どうしても自分のペースで歩きたい!自分ひとりの力でな!」という感じなのだ。
こちとらゆっくり、ゆっくり、気を遣ってレンのペースに合わせながら左腕でベビーカーを押し、右手でレンの手をつかみ、かなりの身長差のため右肩だけぐーんと下がりつつ歩かせていただいてるんですけど(これがめっちゃしんどいのです。とにかく。)ダメみたい。
☆ヘタな絵ですいませんが、憧れだった「はじめてお手てつないで散歩」の図。
ぐーんとなった腕がつりそう。へっぴり腰でどうもかっこわるい。
おまけに片手運転のベビーカーのほうに意識が行かず、ジグザグして電柱にぶつかったりする。思てたんとチガウ!ってさけびたくなるほどです。
あげく、好きな方向へ歩いて行って、スズメが飛んでいく様なんかを立ち止まってじーーーーっと見ている。放っておくとずっとその調子。
そうか、と思った。
これまではベビーカーに乗せられてたから自分の興味を引くものがあっても満足いくまで眺められず流れ去っていたのだろう。
ほんとうはもっとじっくり気が済むまで見ていたかったんだなぁ、と思った。風景・もの・ひと・どうぶつ、この世の生きとし生けるもの全てに興味シンシンでとにかくずっとみていたくて。
スズメ一匹飛んだだけでこの始末なので、遊歩道の小川で鴨の親子なんかを見つけてしまった日にはもう半日ほど動かないんじゃないか、というくらい食いついていた。さいわい、急ぎの用事もなかったのでとことん付き合いました。