今日、5年近く在籍していた会社を退社しました。
セキュリティが厳しくなった今じゃ考えられないけど、入った当初からすさまじい程にハコや機材を私物化し、仕事の為とはいえ外部のひとを大勢勝手に出入りさせた挙げ句、泊まらせたり(お前の家か)夜通しパーティしたり、後輩と夜通しカラオケしたりと、この上なく自由にやらせてもらったと思う。いい時代だったし楽しかった。(自分が経営者ならこんな社員は扱いにくくてイヤだ、というか困る。)
それでもウンザリすることは沢山あったけど、良い事だけ身につけて悪い事は全て水に流して、我が会社人生に一点の悔いなし!といった今日の秋空のような晴れやかな気持ち。ありがとうございました。
最後、エレベーターのところまで見送ってくれた社長に向かって(レンを連れていたのでいつものクセで手を振らせようとして)「じゃ・あね~バ・イバ~イ!」とおどけて言ってしまったところで丁度エレベーターの扉が閉まったのが唯一、悔いといえば悔い。なんだこの浮かれた去り際は。
とりあえず「属する」安心感とそのウラハラ隷属状態から足抜けしたわたし。あたりを散歩してたらこれまでの日々が走馬灯のようによみがえって束の間ノスタルジー。好きだった場所でシャッターを切ってさようなら。
さて、前へ進むのだ。
わたしのいちばん好きな中原中也の詩「別離」。
かっこわるくて悲しくて、きんとんのくだりが最高です。