はやる心を落ち着けようと、一旦お弁当でクールダウンした努力もむなしく大きなフクロウが飛来しまくるショーでまた立ち上がらんばかりに大コーフンしてしまった。
だってフクロウが遠くから飛んできて鼻先をかすめていくんですもの・・・。
そんな経験、したことありまして?
はっきり言わせていただきますけど。(完全に主催者側の思うツボ)フクロウにこんな事されてなお平常心でいられる人間とはちょっとうまくやってく自信ないわ、とふとわが息子を見やるとやはり冷静沈着・・・どころか、フクロウのショーなぞワシの知ったこっちゃないわ!とぐずりだしていた。
なんとかなだめてご機嫌になったレンを連れて戻るとウンポコさんのお母さんがショーが終わった会場でグーグー居眠りをしていた。小柄で性格も見た目もかわいらしいお姑さん。
「私、フクロウのファンになっちゃった!」と最初は元気にはしゃいでいたのに疲れが溜まっていたのかな。
聞くところによると、レンが来るのを毎日指折り数えて楽しみにしていてくれたという。今日も朝5時起きだという。
この数日、張り切って無理をしてくれたのだろう。
なんだか切ない気持ちになって寝顔を見ていると急にぱちっと目覚め「ハイ、いきましょう」と誰よりも早くスタスタと歩き出したので目が飛び出た。
でもやはりどうしても座ると眠くなるようで、帰りの車の中では
熟睡し、私の隣で眠りながら何度も窓ガラスにゴチンゴチンと頭をぶつけてらっしゃった。
そして頭をぶつける度に寝ぼけて「ありがとうございます。」と何故かたいそう丁寧に仰るので、もうおもしろいやら気の毒やらで大笑いしたいのを我慢して心がパンクしそうになった。

レンの隣でぐっすりおやすみのお母さん。