私の主人は家族の愛情に恵まれなかった人でした。息子ができた時も、どこか不安そうでした。主人自身が父親になる自身がなかったようで、子供がお腹にいる時も実感がわかずに、愛せるのか可愛がれるのか不安だったそうです。
胎動を手で感じた時、少し実感したようでしたが。
そんな主人は立会い希望でしたので、息子が生まれる時はずっとそばにいてくれました。
陣痛で痛がる私にどう接したら良いのかわからずオロオロしていましたが、いざ、息子が生まれた時。
私は主人の顔を見ました。
私の頭上で息子の産声を聞いた主人は静かに泣いていました。
私を見ずに、まっすぐ息子を見ていました。私は、主人の不安はもう大丈夫と思いました。
生まれて1時間もしない息子を恐る恐る大事そうに抱く主人はもう、いっぱしの父親です。
主人は私と息子に誓います。「自分が受けた悲しい思いをこの子には絶対にさせない。この子が幸せになるように生きる」と。
普段は強気で肩肘張って生きてきた主人がこんなにも素直になるなんて、我が子はすごいと思いました。
主人は今では立派な育メンで息子もパパ大好きで毎日べったりしています。
- 赤ちゃんの今の月齢 : 1才6か月
- ニックネーム : 息子ちゃん
- 性別 : 男の子
- お住まい : 福岡県
パパさんの誓い、ママさんにも赤ちゃんにもしっかり伝わってるバブね。立ち会いをしたことでパパになった自覚や覚悟をそばで感じられたのはママさんにとってもいい経験になったバブなぁ。愛おしい赤ちゃんのもつ力、ほんとにすごいバブ!