おそるべきこども

情熱大陸出演スペシャル☆おそるべし、探究学舎のひみつ【前編】

2019年3月16日

代表 平野聡子 / satoko hirano

こどもから学ぶ日々ブログ

 

受験はしない、でもその先は?

 

ちょうど1年前のこと。

 

わたしは、小5になる息子の塾選びで悩んでいた。
といっても、受験のための塾探しではない。
中学受験率30〜40%ともいわれてるエリアに住んでいる、私たち親子にとって「受験しない」という選択は、すこし勇気のいることでもあった。
でも、世の中には中受に向いている子・そうでない子。というのが存在する。というのは、まわりを見渡して、早い時期から感じていた。そりゃもう痛いほどに。

徒歩5分の道もこの調子で30分

小さい頃から「プーさんに似てる」という異名をほしいままにしてきた、マイペース息子が中学受験に向いているかどうか?を冷静に考えてみたところ・・・

 

「うん。控えめに言っても全然、MU・I・TE・NA・I★」

 

というか、そんな彼を受験に向かわせることで、わたしがストレス感じて10歳ほどドッと老けこみそう

というわけで、

①歴史オタク

②友達すくなめ

③個性的

 

という3K(3つの強力な要素)を持つ彼の、個性をさらに伸ばしてみよう!という、逆のベクトルに振り切った塾探し(居場所探し、いや、しあわせ探し?)が始まったのだった。

 

あるワードに引っかかる

 

いわゆる学習塾。はすべて候補から外し、なるべく「自由な校風」「特徴がある」「夫とわたし自身が行ってみたいと思えるアツいところ」(自分が行きたくない場所に、息子を通わせるのはおかしいから)を探した。

 

最初は寺子屋的な、個人が運営している塾をかたっぱしからググったり、人に話を聞いたりしていった。
ちょっといいな、と思うところは少し遠かったり、アクセスが悪かったり。

1つ、気になったところは「松下村塾學び館」。

こう見えて25歳

「まさか、現在も幕末の志士たちのような熱い志を持った人たちが集って・・・!?」とワクワクして松陰神社を訪ねたところ、そこは無料の吉田松陰資料館だった。(※有志の学びサークルはあるようです)

ふつうに息子と幕末カレンダーを買って、ホクホクして帰った。

 

いや待て待て、ここじゃない。

 

次に気になったのは「探究」というキーワードだった。

 

探究、という名がつく塾が、いくつかあるみたい。

調べていくと、2022年度から新しく導入される高等学校学習指導要領の中で「探究」という名がつく科目が一気に新設される、とのこと。

(探究とは何か?はこちらがわかりやすいかな)

それもあり【探究】が教育界隈では、ホットワードとなっているようだ。

 

簡単にいうと探究とは、問題解決型の学習のこと。

広くいえば、いわゆるアクティブ・ラーニングといわれているものらしい。

 

呼吸しやすい場所をさがして

 

息子は、決して勉強が嫌いなわけじゃない

何時間でも読書するし、ハマると徹底的に調べ倒す性分なので「学ぶこと」自体は、かなり好きな方なんじゃないかと思う。

 

でも普段、学校で行われているような先生→子どもの一方通行型の受け身の授業。になると、途端に集中力が切れてフワ〜としてしまう

 

きっと、頭の中では弥生時代(当時、息子が一番好きだった時代)にトリップして、「卑弥呼様ー!と叫んでいる。竪穴式住居の真ん中で。

よって、リアル授業内では消極的で、発言なんてもってのほかなのだ。

だから学校では、彼の「学ぶことは好き」という本来のところは全く評価されない。むしろ、落ちこぼれの類。

 

学校公開などで息子の様子を見ていると、肺呼吸の生き物をまちがって、水の中に入れてしまったみたいに感じることが、何度かあった。

 

水槽の隅でジーーッとして、口をパクパクしたまま動かない生き物。

集団行動から逃げ出したり、はみ出るわけではないけれど、どこかボケーっとうわの空。

頭の中では、常に「ここではない、もっとおもしろい世界」へ出かけているような気がする。
本人は諦めたように何も言わない。
だけど時折、見てるこちらが、くるしくなるのだった。

 

探究学習は、息子に向いてるかも。。

直感的に、そう思った。

さいごに行き着いた場所

 

「で、どこがいいんだろう?」

 

わからないので、とりあえず【探究】と名のつく塾の体験に息子と片っ端から行ってみることにした。

 

結論から言うと、どこもピタッとくるところはなかった。

 

広い教室に、面白そうな本や漫画がズラーっと並んだきれいな空間や、シュミレーションゲームのようなカリキュラム、やる気のある若い先生たちは魅力的だったけれど、当の息子に感想を聞くと

 

「まぁ、おもしろかったけど。べつにいいかなっ」

 

という、びっくりするほど冴えないコメントが返ってきた。

 

(・・・まだ一番の老舗には行ってないし、そこを体験してから、最後は息子に決めさせればいいか。このままだと、どこにも通わない。という選択肢もあるかもな。)

そんな思いが、私の中ではくすぶっていた。

 

そして、最後に行き着いたところが探究学舎だったのである。

 

 

まず、家から三鷹までが遠い。超遠い。

ドアtoドアで1時間ちょっと。

 

「こりゃあちょっと、通えないかもなー。」

 

そんな弱気な気分で探究学舎のドアを開けた私は、びっくりした。

 

今まで体験で行った「塾」とは違いすぎる。色々。

何が違うって、まず「空気」が違う。

 

息子も驚いて、かたまっている・・・かと思いきや、いきなり最前列の前のテーブルに座った。

後編へつづく