甥っ子達(7歳と5歳の♂)が泊まりに来てなんともにぎやか。
レンは年上のおにいさん達の存在にすっかり気圧されて、おとなしくしている。気が付けばおにいさん達が遊んだダーツの羽根が落ちるたびに走ってひろいに行っては無言で渡したりしていて(パシリ)なんともおもしろいやら情けないやらで閉口した。
まぁ、これだけ年の差があったのではかなわないけど。
みんなで近所の温泉に行ってレストランに居座ったりして楽しく過ごした。
そんななか、ウンポコさんがこども達の心をあの手この手でワシ掴みにするのには驚いた。
ちょっとしたゲームを考えたり、手品を見せたり、時には自分の眼鏡を「NASAで開発された」とか言ってみたりして、とにかく常にこどもの心を魅了してやまないのだった。
おかげでちょっとでも姿が見えないと「どこだ!どこに行ったのだ!」と館中を捜索されたり、朝、起きてこなかったりすると「いつ起きるのか!」「起こしてもいいか!」と人気者の名をほしいままにしていた。
わたしは赤ちゃん相手なら何とかできるけど、小学生くらいの男子となるともう一体どうしたものかサッパリお手上げなので、ここはもう指をくわえて眺めるしかなかった。
あげく、その日のこどもの絵日記(宿題)にデカデカと描かれていてうらやましかった。わたしや他の人間は一切登場しないんだもん!
そう言えばこどもって「好きなもの」を大きく描くんだったなあ、とこの絵日記を見て思い出した。
「手品を教えてもらっているところ」。
大きい黒い服の男がウンポコさん、小さいオレンジの服のこびと2人はこども達だそうです。左奥の黒い塊は不明。わたしじゃないことを祈る。