〈フォトレポート〉Maker Faire Tokyo2024 むしろ大人が頭の中をおどろかされる2日間。 | パパ・ママの気持ちを「ちょっぴり軽くする」baby toi ベイビートーイ

全国のメイカーたちの祭典

Maker Faire Tokyo2024 @東京ビッグサイト、開催！！
全国のメイカー達が血湧き肉躍る「ものづくり界のフジロック」こと、このメーカーフェア東京に今年もまた参加できること、光栄であります。（昨年の模様はこちら。）
私たちが参加する一番の目的は「こどもたちに、大きなお友達の本気に見て触れて、感じてもらいたい！」ということ。
一見、取るに足らないと思えるようなことも、視点を変えればこんなに面白い。
何かに夢中な人って、ちょっと変だ、ふしぎ、楽しそう、カッコイイ・・・！

受け取り方はそれぞれだと思いますが、何かしらを感じてほしい。
それに尽きます。

コドモ記者、今年も参戦！

こちらは3年目の人気企画！
オライリー・ジャパンさんとの共同企画「あつまれ！子ども記者— みんなで “メイカー新聞” をつくろう」

コドモ記者たちが、MFT内の「おもしろい！」と思ったブースに突撃取材。
書いた記事は「メーカーフェア新聞」としてリアルタイム更新されていきます。

大人の忖度は一切なし。

「あの、、、なんでこれを作ったんですか？」

曇りなき眼で、出展者さんの瞳をじっと見つめてきます。

3年目のベテラン記者から、3才の新米記者まで、バラエティあふれる面々が体当たり取材を行います。
ベテラン記者達は、コドモだけで颯爽とロボットの海へ。
一方、新米記者達は、興味を惹かれる対象がバラッバラすぎて、蜘蛛の子を散らしたように駆け出しあっという間に見失います。
それでもなんとか、それぞれの取材を終えて記事にすることができました。
とても好意的に取材を受けてくださった出展者の皆さま、温かいご対応ありがとうございました！

今年は初めて、2日目のみ「新聞」をフェンスごと別エリアに設置し、無人運営する。という流行りのスタイルにチャレンジ。
これはフリーの記者任せ。というある意味、危険な香りがする挑戦だったのですが、、、なんということでしょう。

こんなにたくさんの記事で埋め尽くされて、びっくり。
メーカーフェア東京に来る参加者の皆様のリテラシーの高さ、意識の高さを物語っています。

新企画！コドモデパート。

今回の目玉企画、その名も「コドモデパート」。
たくさんのカラフルな工作素材であふれた「素材屋さん」を切り盛りするのは、アートデザインラボのコドモ店長たち。

赤ベレー帽で受付、素材の説明、工作見本作り、お掃除などを担当します。

「300円で素材使い放題」というフリーさと「時間制限なしで何でも作れる」という夢のビュッフェスタイルがウケたのか、コドモデパートはオープンからクローズまで大繁盛！

本当に使えるバッグや、オール木材のログハウス、人形やアクセサリーなど様々な大作が生まれ、70組以上の親子が熱心にモノづくりに没頭していました。

会場のメーカーたちに触発され「作りたい欲」がムクムクと湧き上がった結果だったのではないでしょうか。

大活躍だったのは、コドモ店長たち！

モジモジしていたのも束の間、すぐに

「お土産は受付で渡した方がいいよね？」

「トレイは回収してきて！」

などと自然に声を掛け合うようになり、いつのまにか協力体制に。

終了間際には

「みんな、帰らないから終了前にアナウンスしたほうがよいんじゃない？」

と、大人が何も言わなくてもカウントダウンボードを作り、各テーブルを「10分前です」とアナウンスしながらラウンドガールのように回り出したのです…！

これには本当に驚きでした。

この子達、普段の教室ではとても大人しく、ほぼおしゃべりもせずにモノづくりに静かに没頭している子たちだったからです。

この日、1,000円でアートデザインラボ写真集を販売していたのですが、余り目立たない場所に置いていたせいか、売上が伸びず…

「売れないねぇ」と言うと、コドモ店長たちから

「そろそろ値下げすれば良いよ！高すぎるんじゃない？」と価格へのアドバイスまでいただきました。

この子達、平均7才だけどどっかで2〜3年インターンでもしてた？

最終的には撤収までお手伝いしてくれて、大助かりでした。

コドモ店長。という役割によって、さらにイキイキと輝きだす子どもたちに、感謝とリスペクトが止まりませんでした。

そろそろ大人がやるんじゃなくて、全てを子どもに託す時代が来てるのかもしれません。

作品展「頭の中をおどろかそう展」も同時開催！

もうひとつの企画は、世田谷にある4歳からのクリエイティブスクール、アートデザインラボの作品展。
この1年、53名の小さなアーティスト達がここで、コツコツと作り続けてきた作品たちを一挙公開です。
工作、写真、絵本、秘密基地、立体、ドレス、ぬいぐるみ、映像、アニメーションなどなど、子どもたちの「好き」がぎっしり。
来場者1万3,000人の皆さまに見ていただける、うれしい機会となりました。