遅ればせながら、いってきました〜!LOVE展。
内容的に、子連れはどうかな?と思ったんですが意外にオーケーな感じです。
立体作品や映像作品、体験型の作品なんかもいろいろあって、すこしおしゃべりしても許される雰囲気のなか、むすこはかなり楽しんでました。
内容については、もうすでにいろんなとこで書かれてるんで割愛させていただくとして…
どうしても気になった作品をいくつか。
ソフィ・カル、以前チョコレートの企画で行った原美術館で拝見してから、すごい気になる作家さんだったのですが、今回も気になった〜!
アーティストと付き合うという覚悟
今回展示されてるのは「どうか元気で」という作品。
元カレからのいわゆる「別れの手紙」を、精神分析医や占い師など107もの職業の女性(文楽人形やオウムにまで!)に、分析、解釈、フィードバックしてもらったものを全て写真・映像作品にしている興味深い作品です。
この元カレの手紙は、翻訳されて鑑賞者であるわたしたちにも配られるんだけど、それ読んだら
「あちゃ〜、このオトコはアカンわ〜。やめときやめとき!ソフィーはん。」
と、思わず関西弁で膝を打ちたくなるよな内容。
しかし元カレからしたら、異国の見知らぬ人間に自分の書いたハズカシイ手紙を公開されるなんて夢にも思ってなかっただろう。
元カレ、プライバシーゼロ!
あげく文楽人形やオウムにまで、見せしめのように公開されてしまうなんて…トホホ…
わたし、これ観てアーティストとだけは絶対付き合いたくない!って思いましたね(笑)
いやもう結婚してるし、こどももいるけど。
でも「転んでもタダでは起きへんで!」みたいなものこそ(本人がそう思ってるかどうかは別として)やっぱりアーティストがアーティストたる所以だろうし、そこを惜しげもなく見せてくれるソフィの心意気?を勝手に感じて、なんだか心が熱くなりました。
そして、原美術館で観た「最初のとき/最後のとき」も思いましたが、写真がとにかく美しい!
圧倒的な美しさです。そこの隙の無さも、見る価値あります。
リアルタイムで恋の歌
次に気になったのは、やくしまるえつこ + 真鍋大度 + 石橋 素 + 菅野 薫の《LOVE+1+1》。
マイクが1本、こちらに向けられていてそこに向かってたとえば
「おすしが、たべたい」
などと発すると、そのワードを元にリアルタイムで恋の歌をつくってくれます。
やくしまるえつこさんの声で。なんか贅沢!
ただ、みんなが見てる前で何て言うか、かなりセンスが問われます。
あんまり楽しいので、むすこにも何か言うように勧めてみたけれど、わたしがその前に入力した「おすしが、たべたい」というキーワードに反応して
「どこでたべるの?おすし、ほんとにたべるの?」と残念ながら心ここにあらずでした。
他にも草間弥生のおなじみのあの作品や、津村耕佑のFINAL HOMEインスタレーション、初音ミクなど見応え十分!
「愛ってなに…?」と考えながら、3時間くらいかけてじっくり観るのをオススメします。
ただ!キッズ&ベビーには、ひとつだけ注意点が!!
会場奥に、江戸時代の春画を展示している「わ〜お♡」なコーナーがあるのですが、そこにむすこがうっかり足を踏み入れそうになったところ・・・
い、いや…どう見ても、違・・・
と思いましたが、なんて仕事熱心な彼!
そんな彼にも仕事への「愛」を感じました♡
ちゃんと止めていただき、ありがとうございます。
というわけで、春画のコーナーには良い子のみんなは入らないように!
夏は涼しくて、タメになる美術館へのお出かけはうってつけですね。
次回はおもしろくて、タメになる、しかも無料!という、とっておきの夏休みイベントのご紹介をします★