そういえば夏休みのことを書いてなかった。
脳味噌HDの容量がイマイチなので、書いておかないと「夏休み!?そんなのとってないよ~!…ところでゴハンはまだかのう?」などと見ず知らずの人に向かって言いかねないので一応自分のために書いておこうと思う。
神戸では地蔵盆でお菓子をもらう為に並んだり、お墓参りをしたり、妊婦トンカツ姫のお腹を拝んだり、田舎の食堂で母とビールを飲んだりした。
太陽の下はとろけるほどに暑くて、頭の芯がジンジンしびれながらも目を見開いて目の前の出来事や人の顔を焼き付けておきたい!とあせるような気持ち。。。
あーなんだろうこの感じ、なつかしいな。と思ってたらそうだ、こどもの頃の夏休みってこんな感じだった。
「よく『頭の中は大人のままで子供時代に戻れたらいいのに』っていう人がいるけど、こどもが居たらそれをちょっと体験できるんだよ。」と誰かが言っていたが、まさにその通りなのだ。
こどもといると、こどもと接している時の自分は「親の顔」をしている時とそうじゃない時がある。油断して一緒に遊んでいたりするとうっかり「こども」に戻ってしまうことがあるのだ。(いやいや別にこれ「ピュアな自分、アピッちゃお」とかじゃないぞ、念のため。)
夏休みなんて24時間ほぼ油断しっぱなしなので、レンのおかげで「こどもの夏休み」を追体験することができた。
小学生の頃にはとうてい感じ得なかった気持ち(親への感謝とか、腰のまがったおじいちゃんがただ生きてるだけで嬉しいとか、ちょっと照れくさいような種類の)も一応大人だから、ちゃんとその瞬間瞬間に十分噛みしめることができて、ありがたさもひとしお。
唯一の悩みは「宿題をどうするか?」「ラジオ体操コンプリートしてお菓子がもらえるか?」の2点で、あとはスコーンと晴れ渡った青空のように頭の中が空洞だったあの頃とはそこが違う。
いい夏休みでした。
ありがとう、松江と神戸のおとうさん、おかあさん。