こんにちは。
先日、家族で清澄白河に行ってきたんです。
あ、今「ミーハーやな」とおもったでしょ?
Blue Bottle Coffeeができたから、いったんでしょ?と。
ちょっと今更じゃない?と。
イヤイヤ、違います!ミーハーじゃないんです!(必死か)
清澄白河のミツメ、という面白いギャラリーでアーティスト・コバヤシ麻衣子さんが個展をやる、というので、ぶらりと遊びにいってきました。
それでね、ついでに、コーヒー界のアップルとうたわれるストイックなコーヒー屋さんはどんなもんかな〜と、そろそろ空いてきてるかな〜、と思って行ったんですけど・・・
めちゃ混んでた。1時間待ちだって・・・
なので、こちらは平日に出直すとして。(子どもが漏れ寸だったのでトイレだけ貸してもらいました。店員さんマジ感謝♡)
ミツメへレッツゴー!こちらは昨年末にオープンしたばかりの、素敵なギャラリーです。
「生きる力検定」1級
オーナーの坂野充学さんは、ご自身も映像作家で、過去にもゼロからの場所作りや展覧会のディレクション、人と場所をアートを通じて繋いでいくお仕事を、ガンガン勢力的にやってきた人。
坂野さんは、なんていうか、もしも「生きる力検定」みたいなものがあるとしたら、余裕で1級を取るんじゃないかな〜てくらい、生命力が強くて何でも自分でやっちゃうアーティストです。
ちなみに私の中で「生きる力検定」1級とりそうな人々の顔ぶれ、会ったことある人の中では、たとえば高城剛氏。あと、わたしのお母さん(フルスピードでカーブを曲がる70歳のフェミニスト)。
みーんな、無人島で1人でも、絶対生き残りそうですよ。偏見だけど。
このギャラリーもほとんど1人で作っちゃったそうです。
ミツメはギャラリースペース兼、カフェでもあるので、コーヒーやビールなんかも飲めます。
飲みながら、運がよければ作家さんとマッタリお話できたりして、なかなか貴重な過ごし方ができますよ。
そして、この生きる力検定1級の坂野さんのギャラリーで、いま開催中のコバヤシ麻衣子さんの作品はこんな感じ。
可愛いです。でも可愛いだけじゃない。
よく見ると複雑な表情で、見ればみるほど感情が読み取れず、見つめているうちにこちらの心をユッサユッサと揺さぶってきます。
同じ絵なのに、見る人によっては「泣いている」と感じる人もいれば「怒っている」と感じる人もいる。それは鑑賞者の心象や、その時々の感情によっても左右されるわけで。
「あれ…?昨日は笑っているみたいに見えたのに、今日は泣いてる。
・・・もしかして泣いているのは、わたしのインナーチャイルド?」
なんて、ハッとさせられるのです。
あなたには、どんな風に見えますか?
この揺さぶりっこどうぶつ(たべっこどうぶつみたいに言っちゃってゴメン、しかもほんとは人間だそうですが)は、国境を越えて人の心を揺さぶるようで、先日も外国の方が「娘の誕生日プレゼントに、ちょうど良い絵を探していたの!」と購入されたとか。
「誕生日プレゼントに絵を贈る」って素敵ですよね。
そういう文化、もっと日本にも浸透すればいいのにね。
コバヤシさんがこの場所で1ヶ月かけて公開制作してきた新作を、この展覧会では観ることができます。
コバヤシ麻衣子さんの個展「いまをえがくこと」は5/31(日)まで。
5/30(土)には異彩の作曲家・委細昌嗣氏とのライブパフォーマンス「いまをかなでること」も開催決定!
音とイメージの即興バトル、手に汗握るものになるに違いありませんYO!
必見です。
清澄白河の「なう」な場所を訪ねて
そして、このミツメの坂野さんに「清澄白河のおすすめスポット」を聞くと・・・
こんなMAPを出してくれました。
こちらはKIYOSUMI SHIRAKAWA FREE MAP ROUTE。
清澄白河の「なう」な場所へ行きたい人はマストでゲットするべきMAPです。
おすすめギャラリーやカフェ、雑貨屋さん等など、かなり厳選されたスポットだけが掲載されていて、どこへ行ってもハズレなし。
アートコース、コーヒーコース、お買い物コース、と3通りのコース紹介まで載ってて親切♡
知らない街に来て、スマホで食べログとか、アートなサイトとかいろいろ見ながらweb上をアッチコッチ行ったり来たりするのって、もう正直しんどいわ!
歩きスマホって危ないし。
ていうアラサー&アラフォー世代にはもちろん、デジタル・ネイティブな坊っちゃん嬢ちゃんにも、新たなメディアとして強烈にリコメンドしたいのはコレ!
スバリ「紙の地図」。
私たちは、このMAPを見ながら清澄公園に行ってみることにしました。
※このMAPはミツメ他、オールプレスエスプレッソ等のカフェでもらえるそうです。
これが、また芝生のあるいい公園で。
マイナスイオ〜ン&リラ~ックス。
敷物とオヤツを持っていけば、もうそこはマイ・ハウス。
よく見れば、うしろのカップルもゴロゴロしてますね。
リラックスしすぎて、家族がよくわからない感じでひとつに。
今回はいけなかったけど、下町の名園といわれる清澄庭園も鯉にエサあげたりできる、かなり素敵な公園なんだとか。次は行ってみたい!
清澄白河は、アートや話題のコーヒーショップもモチロンいいのだけれど、下町の情緒ある町並みの中に、こういうノンビリできる公園が点在しているところが、とってもファミリーやカップル向けで良いな〜と思いました。
東京都現代美術館で山口小夜子展など観て、ぶらりと川沿いを散歩するも良し、公園で昼寝するも良し、美味しいコーヒー飲みにいくも良し、ミツメで生きる力1級の坂野さんに、パワー充電させてもらうも良し、そんな自由な過ごし方ができる街、清澄白河。
よく見ると、商店の屋上にふつうの家屋が!なにこれ。
情緒あふれる街、清澄白河にはこんな「トマソン」が実はいっぱいです。
赤瀬川原平トリビュート・ツアーと称して、アートとコーヒーとトマソン探しに出るのもオツですね。
目に美味しい、心にも美味しい、この街から今後もますます目が離せなくなりそうです。
MAP片手に、お出かけしてみてはいかがでしょうか♪