ウンポコさんが仕事で沖縄に行ってしまった三連休。
一日目はオッ子が高級ホタテ刺しとワインを持って遊びに来てくれたので何かとつまみを用意して深夜近くまでワイワイと果てなき女子トークにて楽しい夕べ。
レンもはしゃいでゴーヤまで食べ、踊り、後で志村けんのように吐きだす。
さて翌日。「世田谷サギ草市とホタル祭」というのがボロ市と同じ場所でやっているというので夕方、ブラブラ散歩がてら行ってみる。
夏の夕暮れ、祭りが始まる前の下町って何とも言えない風情。。。
祭としては小規模ながら、近所に団地でもあるのか夏休みに突入したばかりのテンション高い小学生がわんさかいてたいそう賑やかだった。
そんな中、突如空に東京では珍しい大きな虹が出たりしたもんだからもう祭会場は盆踊りそっちのけで大騒ぎ！
歓声と東京音頭が混然一体となって大きなうねりを生みだしていた。
わたしはレンと端っこでいちご味のかき氷とタコ焼きを交互に食べながらそれらの光景を眺めて和んだ。「夏らしいね～」などと話す。（注：最近レンとふたりの時に一方的に話しかけているのだが、まだ会話にはならず「かちゃ」とか「あっぴ」とか意味不明の返しをされる。でも一応会話風なので満足。小型犬に話しかけてるオバちゃんに限りなく近いブルー）
代官屋敷でやっているホタル祭の会場にちらりと寄ってから帰ろうと行ってみると、これが意外にもすごーくよかった。
順路の最後に仮設お化け屋敷みたいな建物が用意されていて入ると真っ暗闇！案内の人がいるけどレンを抱っこしているので転ばないようにこわごわ、よちよちと進んでいくと小さな小さな灯りがふわふわと浮遊しているのに気が付く。
それがホタルなのです。
よく観ると周りで沢山の灯りが明滅している！
そこで目がぶわーっと慣れてなんとなく見えるようになるのがまた素敵だった。せせらぎの音、笹の香り。この五感を使う感じ、ちょっとダイアログインザダークを思い出す。
「あ～よかった、素敵だったねえ」
と言い合って、その館を後にする。あ、正確には
「素敵だったね～」
「ぱーや」
という感じです。
しかしこのシチュエーションと夏の香り、夏休み初日のデートだったら簡単に恋に落ちると思う。（ただし中学生くらいまで）最後は緊急用に待機している消防車と救急車をレンがたっぷり舐め回すほどに堪能して帰宅。この満足度で無料！
