MENU
ニコボのいるリラックス空間
ここは世田谷・三軒茶屋にある昭和女子大学。駅近ながら落ち着いていて、広々とした自然豊かなキャンバスです。
「子どもの育ち」に深く関わる専門家を育成する初等教育学科の、森秀樹准教授率いる森ゼミの学生さんたちに向けた、ワークショップを開催するためお邪魔してきました。

森ゼミの教室に入ると、まあるい目のペットロボット ニコボ が可愛い声で「おはよう!」。
一気に場の空気が、ふわっとほぐれました。

本当の自分を探そう!「ことばカード」
最初にアートデザインラボの紹介をしたあと、いつも子どもたちが使っている「ことばカード」を使った体験をしてもらいます。


ことばカードは、子どもたちが「好きなことば」を好きなだけ集めて作った約100枚のカード。
「何を作るか?」がハッキリ決まっていない子が、インスピレーションだけで「好きな響きのことば」を選んで並べていくと、あら不思議。「自分が求めているもの(作りたいもの)」がなんとなく見えてくる!という、心理学などでもよく使われている手法を用いた魔法のカードです。

カードは3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれから好きな「ことば」を選んでいきます。
- 思わず口ずさみたくなる音カード : キラキラ・ふわふわ・ドキドキ など
- 心が動く!形容詞カード : おいしい・おもしろい・大きい など
- 世界が広がる名詞カード : 音楽・おもちゃ・ロボット など
「絵が得意じゃなくても、このカードでイラストのヒントが湧いてきた!」 学生さんのアンケートより
「自分の深層心理をチラ見せ」 するカード選びに、未来の先生たちは戸惑うことなく和気あいあいと没頭していました。

子どもモード全開!制作タイム
「小学2年生になったつもりで、描いてください」
次は、カードから得たインスピレーションを手がかりに、イラストを描いてもらいます。
私たちが「設計図」と呼んでいるそれは、人に伝わればOK!
上手な絵である必要はありません。
- 絵の上手さより「やってみたい!」が主役
- 絵でも字でも棒人間でもいい
- 失敗も大歓迎!とにかく手を動かす

「どうなるか分からない感じが、むしろ楽しい!と思った」「絵を描くことが苦手でしたが、すごく楽しく体験できた」「キーワードを自ら選んだことで、自分なりに描けたのが嬉しかった」 学生さんのアンケートより
机の上はカラフルなイラストと笑い声でいっぱいに。

ファシリテーターモード突入!レビュー力を磨く
後半はスイッチを子ども側から “ファシリテーター” 側へ。
レビューはアートデザインラボで大切にしているアウトプットのひとつです。




「子どもが何を考えて、ここに至ったか?」というプロセスを観察して、代弁する作業。
それを学生さんたちにも、挑戦してもらいます。
レビューのポイントは以下の3点。
- 観察 —— 作品をじっくり眺める
- 共感 —— 作者の “好き” を言語化
- 届ける —— 聞き手にわかりやすく届ける
「緊張する〜!」と笑いながらも、手が挙がります。
生き生きとお隣さんの描いた作品を紹介する姿は、まさに “未来の先生” そのものでした。



「その後作る作品が人によって全く違うものになりそうで、ワクワクしました。他の人の作品紹介も聞いていて楽しかったです。」「想像力が育まれ、アーティストになれた気がしました!」「ファシリテーターの役割のポイントを知ることができて、子どもたちと関わる際の大きなヒントになった」 学生さんのアンケートより
とても意欲的で明るい学生さんたちの姿に、私たちも刺激をいただきました。
また、嬉しい感想もたくさん届けてくれてありがとうございました。

キャンパスとアートデザインラボ、双方向へ
今回は、アートデザインラボがゲストとして大学を訪問させていただきました。
次のステップは 学生さんがラボへ!
放課後アルバイトでファシリテーターとして活動するなど、学生さんたちの活躍の場を提供していきたいです。
また、アートデザインラボの子どもたちがキャンバス内のイベントや体験授業に参加するなど、双方向で繋がれるとさらに共同研究やコラボなどの可能性が広がるな、と感じました。
もっと広がる!教育・自治体・企業での可能性
このワークショップの仕掛けは どこでも変幻自在です。
- 教育機関 : 授業づくりのネタに、アートデザインメソッドを
- 自治体/親子講座 : 親子や多様なコミュニケーションの潤滑油として
- 企業研修 : チームビルディング×レビュー力アップ
アートとデザイン思考で、豊かな関係性と信頼感を育むプログラムへ。
次はあなたのフィールドでお会いしましょう!
企画・運営について
アートデザインラボとは?
2024年第18回キッズデザイン賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)キッズデザイン協議会会長賞受賞。アートデザインラボは「すべての子どもたちの好奇心と表現を守る」をミッションに、2018年に世田谷区でスタートしました。好奇心とそこから生まれる表現は、人の大切な“根っこ”と考え、そのために「どんなこどもの好奇心も枯れさせない」というビジョンのもと活動しています。VUCA時代に求められるスキル(課題発見力、仮説構築力、共創力)を、自意識の芽生える4歳から育むことができるよう、「頭の中を、おどろかそう!」をコンセプトに、“問いを育てる”メソッドで子どもたちをサポートしています。
協力 : 昭和女子大学 初等教育学科
ファシリテート : アートデザインラボ代表 平野聡子
スペシャルサンクス : 森秀樹准教授 & ニコボ
文:平野 聡子(アートデザインラボ)
撮影:キムD









今日の学びと笑顔、未来の教室を彩る大切な一歩バブ。未来の先生たちの“今”をいっしょに感じられて、心もほっこり温かくなったバブよ。