みんなの出産エピソード

前置胎盤を乗り越え、無事に出産!

2012年4月1日

ベイビートーイ編集部

全国のパパ・ママから聞いたみんなの出産エピソードをお届け。

私が第一子を出産したときの話です。

個人クリニックで妊婦検診を受けていまして、ずっと経過順調だったのですが、妊娠中期のころ、前置胎盤の可能性があると指摘されました。前置胎盤とは、胎盤が子宮の出口付近に位置して、自然分娩が困難な状態のことを言います。妊娠週数が進むと胎盤がずれて、自然分娩が可能になることもありますが、胎盤がずれた際に出血し(警告出血)、大量出血につながることもある危険な状態なのだそうです。

 

でも、私はつわりもほとんどなく、胎動も元気な状態だったので、特に気にも留めず普段通り過ごしていました。ですが妊娠31週目に警告出血をしてしまい、あわててかかりつけの個人クリニックに駆け込むと、そのまま救急車で市内の総合病院に救急搬送されました。幸い、少量の警告出血で済み、胎盤はく離や早産にはならなかったのですが、それから正産期の37週まで、安静入院となってしまいました。

 

約2ヵ月間、ベッド上でずーっと横になっていました。子宮の張り止め剤を24時間点滴され、頭痛、吐き気、微熱、動悸といった副作用にも耐えました。長い長い安静期間も、おなかの赤ちゃんのためにがんばって耐えました。いよいよ出産の日、帝王切開でのお産でしたが、私のたっての希望で、全身麻酔ではなく部分麻酔にしてもらいました。どうしても最初の子の産声を聞きたかったからです。お産開始から約30分後、元気な産声が聞こえてきました。長い長い安静期間を頑張って耐え抜いて本当によかった!正産期までお腹にいさせてあげられて本当によかった!

 

ただ、ここからが大変で、赤ちゃんを出した後、胎盤がなかなか剥がれず、かなりの量の出血がありました。先生たちががんばってくれて、なんとか命と子宮は助けていただきました。手術が終わり、病棟に戻ると、点滴や心電図、麻酔や尿管などがつながれ、全身管だらけになりましたが、隣に寝ているわが子には管一本つながれず、元気な姿そのものでした。それを見たら、どんなに苦しいお産でも乗り越えられると思えました。

 

体はかなりつらかったけど、それでもまた赤ちゃんを産みたい!とその場で思えたほどでした。

 

  • 赤ちゃんの今の月齢 : 2歳8カ月
  • ニックネーム : はる
  • 性別 : 男の子
  • お住まい : 福島県

乗り越えたママさんの母としての強さを感じたバブ!約2ヵ月間の長居安静期間を赤ちゃんと耐え抜いて元気な産声が聞けて感動もひとしおバブね!!元気な赤ちゃんの姿をみることがなによりも一番のおくすりバブね。